2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

中国製造自転車での孤軍奮闘記録−75−私が一番悔しいとき、そしてもう辞めたいなと思うとき

自転車関係、中国、そして日本にたくさんの製造会社、そして販売会社がありながら、自転車を知っている人、自転車製造知識のある人が少ないのでは。 というよりいなのでは。(ここで私がこの二つを完全に兼ね備えているという意味ではありません。) ですか…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−74−物造りで技術そして品質面の仕事に携わる者の最も重要なこと

物造りで、技術そして品質面の仕事に携わる者の、最も重要なこと。 それはもちろん人によって違うでしょうが、私は、受け取った情報に左右されず、鵜呑みにせず、自分で問題を再確認、及び分析することだと思っています。 というのも、自転車の品質的な問題…

中国製造自転車での孤軍奮闘記録−73−二流品(安物)販売会社

二流品と粗悪品とは全く別問題です。 日本側、二流品を使わせておいて、製造側には、品質に十分注意して使わせようとします。 二流品の品質を確保させようとします。 部品メーカー側に品質管理を強く要求します。 二流品の品質が安定することは、二流品を品…

中国製造自転車での孤軍奮闘記録−72−自転車製造でしてはいけないこと

それは 1.工程を省いてはいけない。各工程での手抜き作業。 2.工程の意味を理解しない作業 3.間違った工程、間違えやすい工程 4.正式な工具を使用しない作業 そう、生産工程が品質の安定、良し悪しを左右するのです。 細かく言えばきりがありません…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−71−私の経験、警察官。

私、上海で生活していた時のこと。上海中心部、浦西にいて、警察官に地下鉄駅までの道を聞いたときのこと、 私の問いかけに、その警察官は両足をそろえて敬礼し、地下鉄駅までの道を教えてくれました。 これには私もびっくり。さすが世界一の都市、上海の警…

中国製造自転車での孤軍奮闘記録−70−根拠

そう、自転車作りにも根拠があるのです。人を乗せて走ります、人の命を乗せて走ります。ですから根拠がいるのです。 こちら中国、この根拠を感じにくいのです、乏しいのではと感じるときが多いのです。 自転車を意識して造っていないと感じるのです。 強度面…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−69−愛!

皆さん!『愛』とは何ですか? お前はどう考えるのだ?! 細かに書く勇気がありません。 ただ一言、怖いですね!

中国製造自転車での孤軍奮闘記録-68−権力のある者は、すぐに下の者をつぶして自分の座を維持する

権力のあるものは、すぐに下の者をつぶして自分の座を維持する、と私は思っています。まあ全てではないでしょうが。 自分の能力のなさを露呈させたくない為かも。 つまり自分と異なった考えの人を、使いこなすだけの、技量経験がないからでしょう。 つまりマ…

中国自転車製造に孤軍奮闘記録−67−自転車品質とは

自転車品質というと、すぐに部品面、部品加工面、そして組み立て面の品質を想像しましが、企画設計面の品質にも、もっと目を向ける必要を感じます。 というのも、スペックと呼ばれる部品仕様書は、誰にでもできるのです、ある意味、部品(部品記号)を列記す…

中国製造自転車での孤軍奮闘記録−66−自転車を造ること

自転車を造ること。これ理屈ではないのです。 これから企画設計するに当たって、いかに経験を活かせるかであり、経験が乏しければ完成度は低くなります。 どれだけ過去の経験、そして失敗を活かせるかが、完成度が高い自転車ができいるかできないかの要素に…

中国製造自転車での孤軍奮闘記録−65−自転車販売会社のクレーム内容

私、経験から、どこの自転車製造販売会社でも、あらゆる部分からクレームが発生していると思っています。 その中で分析すれば必ず共通点に達するはずです。 自転車、幸いにも、今まで自転車欠陥による死亡事故にまでは至っていないのでは。 ここに自転車業界…

中国製造自転車での孤軍奮闘記録−64−自転車の販売台数とクレーム発生率

製造販売会社にいた時の事、実際に消費者からのクレームは、販売台数における発生率は、確か0.1%から0.2%ではなかったかと思います。 つまり1000台に一台から二台。 しかし不思議とクレーム発生率は、名の通った会社ほど少ないのではなく、有る意味、高くな…

中国製自転車製造における孤軍奮闘記録-63-中国製自転車は粗悪品?の原因は日本側にあり!?

私、極端な言い方かもしれませんが、一部中国商品に粗悪品が含まれていることは確かと考えますが、日本側に多くの原因が存在していると考えています。 決して中国製=粗悪品ではないのです。確かに中国側、日本の自転車を理解していないで生産しているところ…

中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−62−品質問題(確保)は経営コストに・・・・

現在の中国での自転車品質確保には限界があり、品質確保には更にコストがかさむのです。 もうコストは限界を通り過ぎていると感じます。全ては品質にしわ寄せが行っているのです。 だからコスト削減の手っ取り早い方法は、非生産員の削減、つまり技術関係、…

中国製自転車製造での孤軍奮闘記録−61−久々にリムブレーキを見ましたよ!

もう長いこと長いこと日本では見たことのないリムブレーキが、警察用の自転車に付いていました。 近寄って撮る勇気はありませんでしたが、確かにリムブレーキでした。 えっ!リムブレーキを知らない?!それも其のはず、日本ではもう30年?以上前からあまり…

中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−60−自転車部品メーカーの供給先

日本に輸出される自転車において、多くの日本側自転車メーカーは、同一部品メーカーからの部品を使用している場合が多いはずです。 このことはある意味、問題が発生すると、たくさんの日本メーカーに、問題が波及する可能性があることも意味しています。 こ…

中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−59−自転車で飯を食って40年、今やらねばならないこと。

私のこの孤軍奮闘記録の『6』をご覧になったことがありますか? なぜ自転車の車検制度が必要と考えているかわかりますか。この孤軍奮闘記録でも書けないことが生産現場ではたくさんあるからです。 100%安心して消費者に乗ってもらうことなど不可能なこ…

中国製造自転車での孤軍奮闘記録−58−自転車は身体で覚えるもの

『自転車』は身体で覚えるもの。フレーム溶接、フレーム塗装前処理(防錆処理)、フレーム塗装、部品組み立て・・・そして出荷、輸送。 そして、自転車は乗ってみて確認しないことには、話しになりません。 一連の経験をして始めて品質確保に当たれると考え…

中国製造自転車での孤軍奮闘記録−57−毎日何気なく乗っている自転車。

毎日何気なく乗っている自転車。自転車のことを考えて乗ったことが有りますか。 毎日何気なく乗っている自転車。自転車を造ることを考えて乗ったことが有りますか。 毎日何気なく乗っている自転車。あなたの命を乗せて走っています 毎日何気なく乗っている自…

中国製造自転車での孤軍奮闘記録−56−未完成品の箱入り車販売をどう思いますか

インターネット等で箱で販売する、箱でお客様に届ける方式をどう考えますか? 人によっては問題ないと考えるでしょう。 私はとんでもない販売方法を考えます。なぜかって?一言で言うと、人の命を乗せて走るからです。 これでは販売責任をまっとうできないと…

中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−55−蛍がいました!

こちら中国の工場には池があり,そして蛍がいるのです。 自然の蛍は見たことがありません。もう50年以上も。 そしてこの間、夜,目が覚めたら、部屋に蛍が飛んでいました。 見えますか!?。真ん中の小さな点です。

中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−54−5S運動

中国の自転車工場、一部を除いて看板だけの5S(5S運動)だと思っています。 なぜなら5Sは『習慣教育』の問題だと考えています。 この運動を常に進める組織、及び活動がなければ『習慣』とはならないと考えるからです。 ここ中国では、新しい習慣を植え付け…

中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−53−輸入品質規制?輸入工場規制?。・・自転車への恩返し。

何度も言うように、自転車は人の命を乗せて走っています。毎日走っています。今の現状では、すべてと言っていいほどの量が、中国から輸入されています。 どうしたら日本人の命を守れるでしょうか、どうしたら業界として日本人の命を守れるでしょうか。 私は…

中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−52−食べ物文化の違い

私の以前にいた中国工場は95%までが30才に満たない若者集団。ですから私の食べ物もご覧の通り。 私は特別な料理を調理してもらうことはしません。これ中国で仕事をする上で当然と考えています。 食文化はこうも違います。当然物造りの文化も違うことと…