2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

中国製造自転車における孤軍奮闘記録-18-中国製自転車は二流品か?

現在、日本製の一般自転車は存在しないと言っても過言ではないと思っています。 なぜなら、フレームから前ホークから各組み付け部品まで、日本製を調達して量産出来る状態にはないからです。 そういう意味で海外(主に中国)製しかないわけです。 そういう意味…

中国製造自転車における孤軍奮闘記録-17-良い自転車とは?

長い間自転車関係の仕事に従事していていますが、『良い自転車』とは?非常に難しい質問と感じています。 が、ある面においては、はっきりと言えることがあります。 条件として、それははっきりとした企画意図を持って、企画設計されていること。 そして気を…

中国製自転車製造における孤軍奮闘記録-16-知っていますか!?日本では自転車は造れない。

知っていますか! 日本ではもう自転車は造れないのです。 統計からも600万台とも言われている一般自転車は、日本ではもう造れないのです。殆どが輸入に頼っている状態です。 このことは何を意味していますか?!恐怖を感じていない、危機感を感じていない販…

中国製自転車製造における孤軍奮闘記録-15-自転車製造工場の評価

自転車製造工場では常に問題が発生している中での生産と感じています。 つまりそれだけ自転車を甘く見ている結果だと感じています。それでも自転車が出来てしまう結果だと感じています。 言ってみれば自転車は街の鍛冶屋仕事と共通するものを備えているから…

中国製自転車製造における孤軍奮闘記録-14-自転車は進化したか?

日本での自転車進化は、部品メーカーの部品開発が、大きな大きな役割を占めてきました。 例を挙げると 1.ハブに発電機能を合わせた、一般にハブダイナモと呼ばれるもので、これに光センサーを組み込むことにより、環境状況の変化により、 外界が暗くなる事…

中国製自転車製造における孤軍奮闘記録-13-自転車生産専門技師の提案

日本の自転車販売品質確保の為、既にあるBAA表示制度と共に、現在は、日本国内での生産が殆どなくなった状況下で、 いかにして自転車生産品質を守るかを、今後の大きな課題にすべきと考えています。現在のBAA表示制度だけでは、 外国生産品質を確保すること…

中国製自転車製造における孤軍奮闘記録-12-自転車の付加価値

自転車の付加価値とは何か?! 自転車の付加価値を勘違いしていませんか! つまり余りにも自転車を知らない、自転車を知ろうとしない結果、付加価値を勘違いしているために、付加価値が付かないと感じています。 其の付加価値は実際に消費者が望んでいて、買…

中国製自転車製造における孤軍奮闘記録-11-過去の失敗を活かさない。

過去の失敗を活かさない、活かせない、活かそうとしない。 このことは日本側、中国側に共通する重大な問題です。 日本側としては、過去の失敗の意味が理解できるだけの技術者(自転車知識者、職人)が殆どいなくなって、 それを伝え教育できる人がいないことに…

中国製自転車生産における孤軍奮闘記録-10-品質確保は検査に頼るな!

品質確保は検査に頼るな!全数検査でも品質は保てない! よく中国の自転車会社は『私の工場ではここと、ここと、ここで検査していて、そしてまたここで検査しています。』という、 いかにも誇らしげに言う会社がありますが、それほどまでに検査に頼らねばな…

中国製自転車製造での孤軍奮闘記録-9-中国での中国企業の日本人

中国企業の日本人-語学の壁。 なぜ中国企業に日本人がいると、それだけで日本側安心するのでしょうか。 それは一言で言うと、言葉が(意味が、気持ちが)通じるからです。 もう一つあるとすると、日本人が品質等を『見ている』というのもあるかもしれません…