2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−465−問題認識と問題分析

まずは問題が認識されて初めて問題となること。 ここが一番の重要問題です。 被害届けがあって初めて警察が動くのと一緒では。 そして捜査が始まるのでは。 問題認識されて問題が発覚して、初めて問題となり、問題分析が始まるのです。 ですから問題認識され…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−464−前もって準備することの重要性。

物造りには、前もって準備しておくことが重要な要素の一つです。 と言うより、企画設計品質、生産効率、生産品質は前準備でほとんど決まってしまうと思っています。 つまり蓋を開けなくても分かる問題は、蓋を開ける前に準備しておくことが重要ということで…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−463−管理記録

私の以前に駐在した世界一流の自転車製造メーカーと称される企業では、実に鋼管の切断から、フレーム生産、塗装前処理、 塗装、組み立て、そして出荷までの各工程での検査記録をつける箇所は、実に100箇所近くにも及ぶのです。 こうして人の入れ替わりが激し…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−462−なぜ自転車製造は進歩しない。

私、自転車製造、不思議なくらいに進歩しないと考えています。ほんと不思議です。 皆さんも同じ仕事をしている方はそう感じているはずです。 なぜでしょう。 いろいろな意見をお持ちだと思いますが、私は全ての意見はずれていると感じます。 全ての意見はず…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−461−全ては『お客様第一主義』から

私は商売というもの全ては『お客様第一主義』が基本と考えます。 これを基本に考えていくと会社の歩む道、未来の道も自然に見えてくるのでは。 『お客様第一主義』をみなで話し合ったら? 今何をすべきかが浮かび上がってくるのでは。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−460−『自転車専門学校生』に期待

自転車開発には自転車全体を知った技術者が必要。 ここで言う自転車とは製造部門も含めてです。 しかし現在の日本の実情から不可能に近いのです。 このことはあらゆる方面に影響を与えていますが、気付かれないまま自転車は企画設計され、製造されていくので…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−459−一番不本意だった企画、そして責任。

私、ある自転車の開発でいやな経験してきました。 『自転車の生産過程の特殊性』を知らない日本側の部品設計、そして日本側窓口担当者、それに対して設計の改善要望を出しましたが、 全く聞き入れられず、仕事から下ろされそうに。 初めから分かっていた問題…

中国自転車製あ造における孤軍奮闘記録−458−品質は出たとこ勝負?。

こちら中国で長年感じてきたことは、『品質は出たとこ勝負』?と感じることです。 その証拠に、同じような問題が繰り返し発生していることです。 これは経験からも私には改善できませんね。 なぜ? 書けませんね。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−457−世の中『彼此彼此』=『お互い様』で成り立っています

製造責任は全て製造側が考えること?販売側は必要ない! もっともだ! そうでしょうか? 私は一見もっとものような責任感ある考えのようですが、かなりずれていると考えています。 品質面の責任は確かに製造側が負って開発生産すべきでしょうが、品質面での…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−456−配慮は知識があって初めてできるもの

毎日のように起きる私が問題と認識する問題。 問題は問題認識があって初めて問題となるもの。 自転車への配慮は知識があって初めてできるもの。 つまり知識が無ければ配慮などできないのは当然のこととなります。 つまり問題認識がなければ問題とならないこ…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−455−『没辧法』からでは何も出発できない

こちら中国では『没辧法(メイバンファ)』=『どうしようもない』と言う言葉が使われすぎると感じています。 そして、余りにも『それが通用している』『通用するのです』『通用させているのです』と感じるのです。 これがいろいろな品質改善改革を時として…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−454−品質優先?出荷優先?

品質優先と言う考え方と出荷優先という考え方。 私は勿論品質優先です。 しかし、製造工場においては納期も品質同様、重要課題です。 常に問題発生に対して問われるのがこの問題。 ではあなたならどちらを選びますか? しかしこれ、決してどちらを選ぶか?と…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−453−自転車の仕事は『自転車操業』

私、自転車での仕事、12〜3年になります。 振り返ってみて、自転車操業という言葉は、今は自転車のためにある言葉ではないかと考えることがあります。 毎日毎日ペダルをこぎ続けて、自転車が倒れないようにこぎ続けて・・・・・そうして自転車の品質が確…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−452−『郷に入っては郷に従え』の品質改善

私、なぜ自転車品質これ以上発展していかないのかと考えています。 最大の問題は『郷に入っては郷に従え』の生産理論に対して、 日本側、郷に入っては郷に従えの理論は十分認識していると考えています。 ではなぜ、私は日本側、郷に入らずして郷に従っている…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−451−人生は『はやぶさ』

人は一生に何かを残せればそれは最高の幸せと言うもの。 地球を離れたロケット、どんどん地球が小さくなるように。 まれに地球に戻れてもそれは最後と言うものでは。 何か私、人生は『はやぶさ』を感じるのです。 つまり一日一日を大切に生きること、手を抜…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−450−全ての答えは現場にあり

仕事は本来手を汚してするものでは?! しかし,現在の状況から、手を汚して仕事をしてきた人が少なくなってきたために、手を汚す方法を教えられないのでは? パソコンの前に座っていれば仕事をしている?。 まずは上司から手を汚すぐらいの気持ちが必要にな…

中国自転車製造におけ熟。る孤軍奮闘記録−449−人生は宝くじと同じ

私、人生は宝くじと同じと考えています。 つまり、買っても当たらない、しかし買わないと絶対に当たらない。 つまり当たるまで買うか、初めから買わないか。 人生も継続した努力が必要。 がんばっても目標に達成できないかも、しかし頑張らないと目標に達成…

中国自転車製造におけ熟。る孤軍奮闘記録−448−幼児二人乗り自転車は未成熟−2

幼児二人乗り自転車、考えればきりがないのですが、この手の自転車には幼児の命がかかっているのです。 可能な限り妥協すべきではないのでは。 1.スタンドを立てれば自転車は垂直に立つとは限らない。 自転車スタンドなど精密にはできないのです、スタンド…

中国自転車製造におけ熟。る孤軍奮闘記録−447−幼児二人乗り自転車はまだ未成熟!

私、幼児二人乗り自転車において開発がストップしている部分があると考えています。 こうした中、市場要求も多いために多くのメーカーが開発に当たっています。 3.特に自転車発進時で幼児一人、或いは二人を乗せた時点でのハンドルのふらつきの状態の見極め…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−446−幼児二人乗り自転車の今後−2

私、この幼児二人乗り自転車が認可されるに当たって、各方面の方々が非常に努力なさって、ここまで幼児二人乗り自転車の 完成度を高めたと考えています。この手の自転車においての重要性は 1.制動性能と制動信頼性 2.フレームの設計で強度および剛性の確認…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−445−1人でもできることがある!?

イスラム武装勢力に銃撃され重症をおったパキスタンの少女マララさん、ニューヨークの国連本部で演説。 たった一人の子供、一人の教師、一冊の本、一本のペンでも世界は変えることができる!。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−444−幼児二人乗り自転車の今後

私、このブログを書き始めた約1年前、その目的は自転車にも車検制度を導入したいと言う強い希望からでした。 現在の日本側の企画能力問題そして海外への生産依頼責任問題。 そして海外(中国)の製造責任問題。 これら問題から早急に自転車にも車検制度を導…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−443−『自転車』は本を読んだだけではダメ!

自転車は本を読んで勉強しただけではダメ。 本を読んで身体で検証する必要があるのです。 なぜ?それは言うまでもない、人が乗るものだからです。 自分で乗って疑問を感じて、そして改善することです。 モニターと言う方法もありますが、モニターは自転車開…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−442−何を根拠に!

私、中国生産現場12年で、問題発生に対して『問題ない』との現場見解。 日本でのクレーム発生の原因分析に対して、正確に原因分析せずに『問題ない』との判断。 そして日本側からの更なる原因及び対策要求に対して、やっと対策を講じる。 ですから対策が遅く…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−441−この年で気付く『縁』の意味

この年になってまだ気付くことがたくさんあるのです。 7月8日に亡くなった家のオス猫の『メメタンゴ』、17年あまり前に勝手に私の家に上がりこんで来てから我が家の一員になって、 そしていなくなって初めて気付く『縁』。 人もそうですが、『うちの猫も…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−440−目的、夢は頑張るだけでは達成不可能!

私、目的、夢は頑張るだけではほとんど達成不可能と考えます。 まず目的、夢において一人で達成できるものと、やはり多くの人の賛同を得て達成できるものとがあると思います。 そして何事においても『時期』『タイミング』と言うものが非常に大事なのでは。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−439−うちのオス猫の『メメタンゴ』この世を去りました

ちょうど300回目のブログを送信したときに日本の家から電話で、『メメタンゴ』の死を聞かされました。 日本時間午後11時04分でした。 私が中国にいる間ずっと日本の家を守ってくれていたのでした。 17〜18年前に勝手に私の家に上がりこんでから(…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−438−常に孤独。孤独とどう付き合うか?!

私、中国13年間の自転車、品質に関する仕事、振り返ってみるとある意味で常に孤独であったと感じています。 言ってみればあら探しが仕事(あら探しをしている訳ではないのですが)、中国側の皆にそう捉えられて来ました。 いつもが一人で中国品質に立ち向…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−437−人まねをするな、試行錯誤せよ!

人は皆、人まねをして成長していきます。 人まねは進歩するにあったっての重要な工程と考えています。 重要なことは、どこで人まねから足を洗うかです。 どこで人真似から足を洗わせるかです。 これが一般企業と差をつけられるかの重要な要素、勝ち組に入れ…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−436−習慣の違い

私、上海で仕事のとき、ある安いホテルに泊まっていました。 そこでの朝のバイキングでの食事で見かけた光景。 1.くわえタバコで料理を食器に取る、そして支配人の注意には従わない。 2.料理を皿一杯に自分のテーブルに持って来て、大量に残して席を立つ …