2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−619−人への配慮

別に中国に限ったことではないのですが、私の経験から一言。 中国上海で名前は知られているのですが安いホテルに長期滞在していました。 ホテルの造りにも問題があるのですが、部屋のドアを閉めるときは何ら隣室の配慮はしません、『バタン!!!』 私も見習っ…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−618−時間のかかる仕事ですがこれしかないのでは。

私は品質問題発生に対して、品質意識問題を重視します。 今までほとんどの人は私の考えにあまり賛成してくれませんでした。 ほとんどの人は、品質管理工程、品質確認マニュアル、作業標準、検査標準とこれらソフト部分に問題があると考えて力を入れているの…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−617−品質判断、品質予測

会社にとって、品質判断、品質予測ができないとしたら、これはもう論外。 これは会社としての最低限の基準おも満たしていないということです。 最低限の基準すら満たせる人がいないということです。 いや違いますね、これはもう道徳問題なのです。 これ理解…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−616−品質を上げるということは品質意識を上げること。

品質を上げるということは品質意識を上げることで、コスト問題とは切り離して考えるべきです。 直ぐに自分の意見を正当化するために、コストを表に出す人がいます。 この人は自分をかばっているに過ぎません。 品質アップとコストアップは基本的に無関係です…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−615−信用維持と信用欠落

信用維持と信用欠落。 片や何年のかかることで、片や一日の問題、一回の問題。 この日々の苦労は人にはわからないのでは。 分かるはずもないですね。 こういった関係者以外。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−614−何ゆえ不良なのかを教えるのもこれまた大変。

何ゆえ不良なのかを教えるのもこれまた大変。 つまりクレームがないことが不良ではないということの理由で、こちらの考え方? もしそうだとすると一向に品質改善は進みません。 そして突然、輸出先からクレームが入ってくることに。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−613−余裕もった強度

こちら中国で仕事をしていて感じること、強度に対しての考え方が全く違うのです。 余裕をもった強度は考えないのです、あまり考えないのです。 つまり強度問題に経験が上乗せされないのです。 経験不足から経験が上乗せできないと言ったほうが正確でしょう。…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−612−物造りにはマニュアルに表現されない配慮が不可欠なのです。

物造りにはマニュアルに表現されない、表現できない配慮が不可欠なのです。 この配慮とは『感性』ということです。 この『感性』があって初めて安定した品物が生まれると言っても過言ではないはず。 この重要性は生産現場にいない人には理解できないはずです…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−611−語学を勉強して相手を理解しよう!

私、電話、或いはメールで相手と話をする場合と、面と向かって一対一で話をする場合とで、話の進み具合が違うと思います。 これは顔が見えるか見えないかが問題で、肌で感じ取れるか取れないかが問題と考えます。 私49才から中国語を勉強し始めてから今まで…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−610−開発はスピード、しかし・・・

開発はスピードでしょうか?!私は今の現状、そうとは考えません。 スピードとはスピードを出せる能力を兼ね備えて初めてスピードが出る、出せると言うことのはず。 現在の自転車これを理解しているようで、理解されていません。 つまり日中双方の技量がスピ…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−609−問題発見はまず工場を知ることから

問題発見するには、まず工場を知ることから始めなければなりません。 問題を発見するには、むやみやたらとアンテナを張り巡らすことは労力の無駄、時間の無駄。 よって工場の特質を知ってポイントを絞ると、『何だこれは!』と言う問題も容易に発見できる可…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−608−品質意識と問題発見能力

私、物を作る工場において品質意識、問題発見能力、問題分析これは切っても切れない工場の品質維持機能と考えています。 医者と同じでは?、症状を見て即座に病気を絞り込めないことには治療は遅れるばかり。 問題を問題として発見すること、そして処理でき…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−607−重要なことは問題認識すること、させること。

こちらの仕事で一番苦労することは発見された問題に対して、工場側、問題認識するか、しないか。 そして私には工場側に問題認識させられるか、させられないかにかかってきます。 ですから問題認識させるために、いちいち詳細な情報資料が必要になるのです。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−606−どこの自転車を買ったらいいか?と聞かれたら。

私、どこの自転車メーカーの自転車をを買ったらいいか?と聞かれたら。 趣味としての自転車でない限り、はっきり行って今の日本老舗のメーカーの自転車がいいとは言えませんね。 私は高いだけの価値を見出せません。 乗ってみてその人に合っているかが問題で…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−605−日本側は本当に自転車品質、消費者のことを考えているのか?!

現在、『NITE(製品評価技術基盤機構)』及び『製品安全協会』から自転車に関する問題を消費者に喚起していますが この『自転車問題』、『消費者に喚起』する、つまり維持、管理、使用方法といった問題だけでしょうか!? つまり自転車に対しての品質問題(自…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−604−生産品質維持の誤解

良く品質に問題が出ると、あなたの会社の自転車組み立ての人で○○の部署の人は代わったのですか? と聞かれます。 一部の人は担当作業者が同じであれば品質は同じ、品質は変化がないと思い込んでいるようです。 とんでもないことです。 同じ人がやれば毎日同…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−603−品質管理の裏話、中国での品質管理方法は二つ。

あるときは品質で管理し、あるときは品質を管理する。 中国現場を知らないと理解できないかも。 この二つの相反する方法を行使して、品質を極端に乱さないようにしているのです。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−602−考えられない品質概念

こちらにいると生産品質の問題でいろいろな問題に遭遇します。 自転車工場は部品を集めて組み立てる、言ってみれ組み立て屋です。 (実際にはそれだけではないのですが) 部品を買って組み立てるわけですから、当然部品不良も多く発見されます。 ですから部品…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−601−品質を教えることは日本を教えることに行き着く?!

品質を教えることは日本を教えることに行き着く?! これある意味当然のことかも。 日本に輸出する自転車であれば当然の事。 行き着くことは、品質を日本基準で生産することは、 日本標準を教えることで、大企業のように徹底した力、影響力を持って従業員を…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−600−時は過ぎて行きます。

私、定年後の『中国自転車工場』には特別な意味があります。 お金を稼ぐと言う意味以外に特別な思いがあるのです。 この意味、ここで書いても始まりません。 時は過ぎて行きます、時は流れて行きます。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−599−話さない方が悪い?聞かない方が悪い?『倍返し』

話さない方が悪い?聞かない方が悪い?あなたはどっち派? 何か問題があって『お前、知らないのか!』と言われたときに、『聞いていません』と答えると、 『なぜ人に聞かないのか』と逆に怒られることもあるのでは。 当然本人は『知らないものは知らない』『聞い…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−598−会社を改善するには

会社を改善するには、品質問題と同じように、品質認識をさせるように、会社にも問題認識をさせる必要があります。 これがあって初めて改善に動き出せるのです。 何でもそうですが物を動かす時、動き始めはみな力が必要なのです。 そしてもっと必要なのが動か…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−597−良い自転車とは何か?!

良い自転車とは何か?! 難しいですね! 一つだけ言えることは、設計がしっかりしていなければならないということです。 つまり良く考えられて作られているかということです。 現在の日本の自転車会社、実際には自転車を設計してはいないのではと感じること…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−596−おつり(銭)は放り投げる。

私ここ中国に来た当初(13年ほど前)上海でした。 スーパーで買い物をしても、お釣りは放り投げられたのを覚えています。 札、硬貨を拾い集めるのが大変。 でもこうした光景は知らない間に改善されたようですね。 ちゃんと手渡ししてくれます。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−595−自転車の制動距離。

自転車の制動距離はJIS規格で定められています。 この試験は前後ブレーキを同時にかけた場合の停止距離です。 自転車は当然前後ブレーキを同時にかけるという原則です。 しかし人によって、例えば右手を怪我している、左手を怪我している等で、どちらか一方…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−594−品質に対する最も有効な手段が『予防』であることに気付くべき

品質に対する最も有効な維持手段が『予防』であることに気付くべきです。 私、中国で仕事をしていて気付くことは、『風邪』をひくと分かっていて『風邪』をひいて、そして『風邪をこじらせ』ていることです。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−593−機械屋さんと電気屋さん

機械屋さんと電気屋さん。 この衝突の激しさを知っていますか。 勿論知らないでしょう。 ほとんどが裏話として処理され、表面に出ることは少ないからです。 機械と電気、つまり電動アシストバイクの件になります。 自転車メーカーで電動部品を開発する、開発…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−592−品質確保は薬代と同じ

品質維持にはお金がかかるのです。薬代としてです。 早く病気を治療すれば薬代は少なくて済むのです。 病気をこじらせると命取りになります。 ただ単なる風邪でもです。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−591−品質とは何でしょう?!

品質とは何でしょう?! たった一言で言うなら、こちらとしては、お客様にお金を払ってもらって売る商品です。 ですから消費者の立場に立った要求品質を満たす必要があるのです。 ここで品質維持にかかるコストの件とのバランスを良く考えて品質維持活動をす…