中国自転車製造における孤軍奮闘記録−593−機械屋さんと電気屋さん

機械屋さんと電気屋さん。
この衝突の激しさを知っていますか。
勿論知らないでしょう。
ほとんどが裏話として処理され、表面に出ることは少ないからです。
機械と電気、つまり電動アシストバイクの件になります。
自転車メーカーで電動部品を開発する、開発できるメーカーはないのでは。
よって電動部品は電動部品メーカーが開発。
それを搭載する自転車は自転車メーカーが開発することになります。
まず自転車メーカーとして勝手な意見ですが、電動部品開発メーカーは全くと言ってよいほど
特にフレーム(車体)に無知。
と言うよりフレーム溶接製造に無知なのです。
言って見ればフレーム製造は鍛冶屋さんなのです。
ですから0.1mm単位での管理はしていませんし、それを要求されてもできないことなのです。
ただ単に90度に溶接といわれても、もの造りには製造上の公差があり、特にフレーム造りにはフレーム造りの公差があるのです。
特に溶接構造上の公差があるのです。
常にフレームのバラツキを考慮した、フレーム製造上のバラツキを考慮した、バラツキが考慮された電動関係部品の開発が必要とされるのです。
逆の電動部品関係者からの見方はこれと全く同じ事になるのでは。