2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

中国自転車製造における小さな目から見た日本−1199−もの造りの仕組みが理解できない!

長年自転車製造現場で仕事をしてきて、自転車車を知らない、自転車製造現場(中国)を知らない日本人には 何を話してもダメということです。 ただ表面的な仕事そして指示しか出来ないのです。 ですから現場に即した仕事が出来ず、結果的に間違った指導ではな…

中国自転車製造から小さな目で見た中国−1198−私にとっての中国の不思議、改善報告書。

自転車製造から見た私にとっての中国の不思議。 品質問題発生に対しての、部品メーカーからの改善報告書は、平気で人のせい。 『新人により発生』『新人教育を強めます』 そして平気で『材料が悪い』と言う回答報告。 これではロット不良とされ全数返品され…

中国自転車製造から小さな目で見た中国−1197−何でもあり。工場として不思議に感じます。

自転車製造から見た私にとっての中国の不思議。 私、これまでずっと現場が関係する日本、中国での仕事。 その中で中国自転車関係工場で感じることは? 外資系の一流企業を除いて規律はあまり重んじられない感じがします。 どこの工場でも作業風景等を見てい…

中国自転車製から小さな目で見た中国−1196−なぜ問題対処が遅い?

中国に長くいるといろいろと見えてきて非常に困るのです。 私が問題発見して社内に流しても、その対処が遅いと言うより対処しないのです。 なぜか、これ非常に簡単なことです。 自分たちで発見しないということは、私の問題指摘に対して、問題だと思っていな…

中国自転車製造における小さな目で見た中国−1195−問題に対しての反応が遅く、対応は更に遅い

何度も何度も微震が続いていても襟元を正さない! 襟元を正すのが遅れる事は企業にとって命取りになるはず。 問題に対しての反応が遅く、対応は更に遅い。 理由は自分が直接日本側と会話しない。 つまりほとんどの場合、窓口業務を通して情報を受け取るため…

中国自転車製造から小さな目で見た中国−1194−問題発生に対して自分からまず反省する、謝ることはない?。

私の感じる中国。 問題発生に対して自分からまず反省する、謝ることはない。 と感じることが多いのです。 ですから、郷に入っては郷に従えで、人によっては謝るべきと考えている場面でも、まずは謝らない方がいい展開になるかも。 誤るのならいつでも誤るこ…

中国自転車製造における中国での仕事−1193−何をどうしたいのか?これが重要。

仕事の目的は何か? 何をどうしたいのか?これが重要。 物事を考える場合、何をどうしたいのかと言う目的が重要なのです。 この目標が定まっているようで定まっていないとすると、毎日が流されて仕事をしているだけ。 これがはっきりと言えないと人に相談し…

中国自転車製造から小さな目で見た中国−1192−こちらの挨拶は二つ『こんにちは』と『食事は済みましたか』

こちらの挨拶は二つ『こんにちは』と『食事は済みましたか』。 『ニーハオ!』は言うまでもない話。 『食事は済みましたか』は日本で言う『いい天気ですね』といった感じ。 最初は戸惑いましたね。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−1191−ユーザークレームとは面白いもの!

私、経験から絶対にクレームになる!と考えていてもクレームにならない。 ですから、工場側安心しきっています、危機感が沸いてきません。 私、経験から絶対にクレームにならない!と考えていてもクレームになる。 ですから突如としてクレームが発生して、慌…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−1190−会社・仕事にも『ホーム』と『アウェー』が

スポーツでも『ホーム』と『アウェー』があります。 スポーツの世界でなぜこれがあるのでしょうか。 ここには見えない何かがあるからこの二つを分けているのでは。 これ仕事にもあるのです。 『アウェー』で仕事ができて初めて『実力』と言うものでは。 つま…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−1189−自転車生産は個人技の連続で生まれる。

自転車生産に携わっていて『そんなバカな?!』という思い過ごしは禁物。 自転車生産は個人技の連続で生産されているのです。 ですからあらゆる不良が考えられます。 ロット不良は生産工程上少ないのですが、単品不良はある意味範囲は無限ですね。 この単品不良…

自転車製造から小さな目で見た中国−1188−没辦法(メイバンファー)が終着点

常に中国で仕事をしていると『没辦法』-『どうすることもできない、方法がない』、と言う言葉が必ず使われます。 何回か中国にこられた肩は、この言葉を知っている人は多いのでは。 別にたいした言葉ではないのですが。 日本で同じ、『どうすることもできな…

中国自転車製造から小さな目で見た中国−1187−その会社の方法で改革を進めること

いくら日本式が良いと考えていても、その会社に合った方法を自分で時間をかけてでも探し出し改革を進めることを考えるべきです。 世界の国にもいろいろと風習があるように、会社にも『独特』な風習があるのです。 ですからその会社に合った方法で改善改革を…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−1186−良いものができないならどうするべきかを考えよ!

良いものができないならどうするべきかを考えることです。 ある意味簡単なこと。 悪いものを造らないことです。 これも難しければ、悪いものを出荷しないようにすることでは。 でもけれも難しいのが現実。 この現実、まさに前回『1185』で書いたようにな…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−1185−今日目にしたこの一言

今日目にしたある人が言ったこの一言に何かを感じました。 『人は困難に遭遇したとき、楽観的であるべきで、悲観的になると死が近づく』と。 すごい重みのある言葉ですね。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−1184−猫がねずみを獲らなかったら

ものを造る会社、猫がねずみを獲らなかったら・・・! 猫がねずみの獲り方を知らなかったら・・・! そしてねずみの獲り方を教えなかったら・・・! そうです、ねずみは増えるばかり。 そうです、 今度はねずみが猫を捕らえることに。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−1183−もの造りの基本は材料の吟味から

もの造りの基本は材料の吟味からではありませんか! 今の自転車コストが決まっているから材料の吟味もくそもないのです。 限られた材料、そして限られた鮮度で料理を作るようなもの。 今の自転車、市販の積み木キットをただ積み上げているだけ、工夫を感じま…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−1182−自転車部品には互換性がない!?

日本車両検車協会(VIA)、中国国家産品安全検験所の成績書であろうとそれはそれだけのこと。 それと自転車としての機能品質とは別問題です。 自転車部品には互換性がない! この点は設計企画製造経験者でないと理解できないはず。 しかしこれが理解できる人…

中国自転車製造における小さな目から見た日本、中国−1181−もの造りの大きな違い

日本と中国のもの造りの大きな違いは? こんなこと一言で言える問題ではありませんが、品質面から一言で言うと。 それは最悪を想定して物を作らないということでは。 日本人は石橋を叩いても渡らないと言われますが。 ここ中国では石橋は叩かない?ように感…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−1180−『自転車製造』と『もの造り』とは別個のものか

私は本来『自転車製造』も、『もの造り』であったと思います、あったはずと考えます。 しかし価格的な問題で海外生産が始まった20年以上前から自転車製造ともの造りが別個のものとなってしまったような気がします。 日本の自転車、もの造りからどんどん遠ざ…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−1179−一度品質問題指摘されると・・・・

一度品質問題指摘されると・・・・、次から次へとボロが出てくるのです。 ボロが出てくるのはボロが出てくる体質だからです。 だから『ポカ止め』という言葉を使いますが、たった一件でも重要ポカが出た場合それを食い止める仕組みを作ることです。 でもここ…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−1178−自転車製造が分からない人と仕事をすることの辛さ

もう時効でしょう、お話します。 私、定年後、上海のある会社に勤めていました。 しかしめちゃくちゃ不安定な機械を使い、そして当然できた製品は不安定、そのままでは当然使い物になりません。 ましてや一個いくらの外注仕事。 それを人間の手で修正して使え…

中国自転車製造における小さな目から見た日本−1177−『チェックを見落とした可能性が高い』の問題。

『チェックを見落とした可能性が高い』! いろいろな品質問題、話題になっていますが『チェックを見落とした可能性が高い』!。 これ私にも完全否定は当然できません。 経験から言えることはチェックで発見しても、その時はすでに生産は進んでいるはず。 そ…

中国自転車製造における小さな目から見た日本、中国−1176−紙の上で自転車を作るな

これ日中双方に言えることです。 共通点は紙の上で自転車を作っていることです。 日本が紙の上で自転車を企画して、中国は紙の上で自転車を作っています。 日本の企画能力が高ければ話は別です。 中国の製造能力が高ければ話は別です。 しかし出来あがってく…

中国自転車製造における小さな目から見た中国−1175−郷に入っては郷に従えですが・・・

ここ中国での自転車製造の仕事、私も常に郷に入っては郷に従えで仕事をしていますが、 郷に入っては郷に従えで速度は非常に遅いのですが改革を進めているわけですが。 かといって郷に入っては郷に従わないで改革を進めるには力がありません。 一身二退の毎日…

中国自転車製造における中国での仕事−1174−すでに出来上がっている品質意識はそう簡単には変えられない

すでに出来上がっている品質意識はそう簡単には変えられないですね。 変えるには時間をかけて変えていくしかないですね。 或いは権力を使う以外には。

中国自転車製造における中国での仕事−1173−NOが会社を救う!NO、ダメと言う勇気を持とう!

NO、ダメと言うには勇気だけでは当然出来ないこと、してはいけないこと。 NOと言うには根拠、そして経験、能力、実力があって初めてNOと言えるのでは。 そして皆が賛成してくれるのでは。 NO、ダメと言うには皆を巻き込む必要があります。 皆を巻き込む実力…

中国自転車製造から小さな目で見た中国−1172−待った方が流れがスムーズ、中国の交通機関−3

日本ではまずはその場を出る、離れる車が優先されるはず。 しかしここ中国では鼻を突っ込んだ方が優先?です。 ですから上海浦東で何度も何度も見た光景は忘れられませんね。 駐車場所と、そこを出る車と入る車のにらみ合い。 その場の車はほとんどが日本で…

中国自転車製造から小さな目で見た中国−1171−待った方が流れがスムーズ、中国の交通−2

はっきりと分かる中国との違いは、電車等の乗り降りに見る事が出来ます。 まず当然の話として降りる人が優先です。 しかし乗る人はこれらの人を配慮しません。 ですから降りるのは肩がぶつかることもしばしば。 これが中国では普通です。 私は『待った方がス…

中国自転車製造から小さな目で見た中国−1170−待った方が流れがスムーズ、中国の交通

ここ中国で自動車に乗っていると、交通信号の守り方で日本と決定的に違うことが分かります。 それは急はブレーキをかけても赤信号になる前には止まるということです。 皆さんも中国に来て見ないと実感しないかも。 青の点滅そして黄色信号で交差点に突入する…