2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

自転車製造から小さな目で見た中国−891−日本(日本人)相手に商売しているのを解っているのかな?

私、こちらで中国で仕事をしていて、こちらの会社で給料をもらっていて、こちらの会社、日本(日本人)相手に商売しているのをわかっているのかな? と感じます。 当然日本人ですが、中国の会社の人間です。 中国側の利益優先です、これ当然。 しかし、余り…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−890−なぜ交差点に信号機がある

私、14年前に中国で仕事を始めてからずっと。不可解なのは交通問題です。 なぜ中国の交差点、私の来た13年前とは違ってきていますが、信号を守らない人が多いのでしょう。 日本人なら赤信号を無視する場合でも安全を確認するのでは。 でもこちらの人この安全…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−889−自転車知識のない会社幹部

自転車知識、自転車製造知識がない会社幹部が運営する会社が存在するのです。 私にとって考えられないこと。 中国にある工場でありながら5+5は10、5−5は0です。 これだけの知識。 これですから何を言っても無駄でした。 何を言ってもばかにされた表情…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−888−品質維持確保の基本

皆さん!品質確保、品質維持の基本とは何?! それは一にも二にも相手に圧力をかけられるかどうか。 これが会社を守れるかどうかに関わる戦争。 品質確保維持は戦争なのです。 そうです、毎日が戦争なのです。 でもこの戦争何か違うのです。 分かりますか!?…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−887−問題は誰に話すか、誰と話すかです。

私が常々感じることは、話す内容にもよりますが、誰に話すか、誰と話すか、です。 ある人は社長に話せば全てOK、伝わると思っているようですが、とんでもない話です。 社長は社長ですが全ての分野のプロではないはず。 また会議でも、打ち合わせでも誰と話す…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−886−フレーム溶接状態を見れば管理された工場かどうか分かる

フレーム溶接状態を見れば管理された工場かどうか分かるのです。 何気なく溶接されているようで、実際には多くの決まりが有るのです。 フレーム溶接は一人の人間がすべて溶接するのではないのです。 溶接部分、分担が決まっているのです。 フレームの右半分…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−885−異常処理問題

異常処理問題、異常がどのように処理されてきたかの記録を残すことは非常に重要なのです。 問題が発生しなければ、問題を発見しなければこれらが表面化することはないのですが、必ずいつかは何らかの異常問題が発生します。 昔の資料が紐解けないことは、問…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−884−品質安定と品質管理

品質安定と品質管理は関係あるの? 品質に問題が発生するとすぐに品管、検査が呼ばれます。 そしてその場しのぎの対策が立てられ、結果全数検査されます。 そして終わりです、根本改善に至らないのです。 中国の品質管理課はクレーム処理課です、それだけの…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−883−問題発見能力とその先見能力

品質確保とは問題発見能力とその先見能力と考えます。 問題発見能力とは品質意識が低いことには話しになりません。 まずは問題を発見できる感覚能力を養うことが大切。 問題は発見されて始めて問題となるからです。 そして発見された問題がすべて市場で問題…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−882−品質問題の山火事

たった一人のタバコのポイ捨てで、山火事は起きます。 品質問題の山火事、一人では到底手に負えないのです。 周りが山火事に麻痺している場合は一人では手の施しようがありません。 要は山火事を防止する対策努力をしているかどうかです。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−881−製造精度と製造意識

製造精度は製造意識の問題。 製造精度は製造意識の問題で、常に上を目指そうとする気がなければ、それまでのこと。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−880−中国の中小企業で働く為の参考書

私のブログ、中国の中小企業で働く為の参考書にしていただければ幸いです。 大した内容ではありませんが、十分参考になるはず。 正面切って問題を解決したいなら、中国側の幹部の後押しが絶対に必要。 よって一人では正面切って問題解決しようなどと考えては…

自転車製造から小さな目で見た中国−879−中国の交通ルール

当然中国にも交通法規はあるはず。 しかし人・車・自転車・オートバイ・手押し車・・・、あらゆるものが思い思いに走っているように私には見えます。 しかし中国に長くいると、この中にも暗黙のルールが存在していることに気か付いていきます。 常に事故から身…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−878−JIS基準の基本性を考えてみよう

JIS基準の主体性を明確にする ・JIS基準そのものを再検証する。 現在の消費者実情そぐわない部分、そして強度部分の解釈 各社によってJIS基準の解釈がまちまちな部分もあるのでは。 ・JIS基準が企画開発に対してあまり遅れを取らないように追加明記される必…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−877−全ての理由は『お客様からの要求がない』、から

私、問題が発生すると、ある問題は直ぐに『お客様からの要求がない』という言葉が返ってきます。 とんでもない答えが返ってきます。 ではお客様は何を要求しているのですか?! この返事ができれば私は『お客様からの要求がない』の件、十分納得できます。

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−876−現場に顔を出さない技術者

自転車生産工場において最も致命的なことは、技術者が現場に顔を出さないこと。 ですから技術者自分で問題を発見することはないのです。 私の指摘した問題に対して、『これはまずい』と自分で判断した問題だけ、こそこそと改善しています。 技術者を甘やかす…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−875−自分の非は認めない

能力のない人に限って自分の非は認めないと感じています。 何か劣等感があるのでしょうか。 でもこちら中国では私の経験からは、いつも問題が的確に処理されることはありません。 ですからいつまでも工場は進歩しません。 ですから日本の品質、いつまでも進…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−874−考え方とどう向き合うか?!

あなたなら考え方とどう向き合いますか? 考え方にに巡航、考え方にに逆行? 私考え方に逆行してきたような気がします。 だから理解されなかったのではと思い起こします。 でも考え方に巡航していたら認められてきたでしょうか? これまた大きな疑問です。 …

自転車製造から小さな目で見た中国−873−何でも先に言った者勝ちなのでは?

うそでも何でもいいのです。 先に言った者が優位に立つと言う考え方があります。 でも私はこれにごまかされませんね。 私を騙すには20年早いのです。 常に先に教育した者勝ちでは進歩などありえません。 皆信じてはいないのですが、他に情報がありません。 …

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−872−自転車をデザインから買わせるにはどうしたら良いか!

自転車はどうしても自動車と違う点は全体を覆うカバーがないことです。 よって個性が出せないことです、出しにくいことです。 ではどこに個性を出したらよいか、個性を表現したら良いか?! 私は皆さんこれだけを考えて、自転車を企画しているために各社、個…

自転車製造から小さな目で見た中国−871−私の見てきた中国工場の社長。

世界一流と言われる企業の、中国工場、私が駐在した時点で従業員3000人以上いた時期もあります。 そしてそこでの社長は朝全員参加の体操にも参加します。 ですから当然社長以下の幹部も体操に参加します。 ものすごい量の人が参加した朝の体操は想像が皆さん…

中国自転車製あ造における孤軍奮闘記録−870−やはり何かが違うのです。それは『愛』の考え方

私、中国で一人ですから、休みの日の食事に苦労するのです。 前にも書きましたように、一人で食べるには都合の良い場所があります。 『木桶飯』です。値段も手ごろ、8元から12元ほど(120円から180円)。 写真は椎茸と肉の炒め物12元です。 左の…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−869−製造技術管理部門

ほとんどの会社品質管理部門があるはず。 しかし製造技術管理部門はないでしょう。 おかしな事に製造品質を確保出来ないのに品質管理部門だけがあるのはどうして? 不思議ですね。

自転車製造から小さな目で見た中国−868−私はいつも自転車製造を食品製造にたとえる。

私はいつも自転車製造を食品製造にたとえて皆に話をしています。 例えば『すぐにカビの生える状態のパンを出荷しても良いのですか?!』 『少しぐらいのカビ、食べても問題ないと言うのですか?!』 『日本のお客さんが辛い、と言っているマーボ豆腐、こちら中…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−867−たくさんの荷物を降ろしてから数を数えるには。

皆さん!たくさんの荷物をトラックから降ろして、そしてその数量を確認するには。 いろいろな大きさの箱をトラックから下ろすには、箱の大きさごとに見えるように下ろすのは当然では。 でもこちら、そうとは限らないのです。 まずは下ろすだけ下ろして、その…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−866−割と疎かにされるブレーキレバー

私、割と疎かにされているのがブレーキレバーの位置そして握り幅と感じています。 特に女性の掌は小さいはず。 そして女性のブレーキレバー握り力は男性の三分の二以下では。 そして手の握り位置からさらに遠いブレーキレバーも見かけます。 女性をターゲッ…

自転車製造から小さな目で見た中国−865−常に問題発生の原因はここから

ものを造る上で一番重要なことは『考え方』 日中どちらがいいかは別として、日本との違いが目立ちます。 いろいろと製造環境が違いますから、ものを造る上での考え方の構築も違ってくるのは当たり前。 しかし日本へ送る商品を製造している以上、日本要求品質を確…

自転車製造から小さな目で見た中国−864−一つの情報で判断するな!

こちら中国で自転車の仕事をしていると、こちらの人、一つの情報で判断する、鵜呑みにする人が多いと感じます。 その理由は自分の頭の中に他のソフト(経験)が入っていないからに他なりません。 ほとんどの場合考え方、意見は一つではないのです、考え方は一…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−863−自分の考えを持たない技術者

自分の考えを持たない技術者。 これにははなはだあきれ返りますね。 意地悪している訳ではありません、こういう技術者には初めからは私の考えを明かしません。 私にはこの人は自分の考えを持っていないな、と分かっていますが、決して意地悪をしているわけで…

中国自転車製造における孤軍奮闘記録−862−品質第一

品質第一。赤信号は止れ。 こうした当たり前のことが標語に。 日本でも勿論見たことがあります。 もう小さなころのことで、いつごろかは覚えていません。 こちらで仕事をしていると『品質第一』の意味が理解できるのです。 こちら中国では『品質第一』は目標…