中国自転車製造における孤軍奮闘記録−443−『自転車』は本を読んだだけではダメ!

自転車は本を読んで勉強しただけではダメ。
本を読んで身体で検証する必要があるのです。
なぜ?
それは言うまでもない、人が乗るものだからです。
自分で乗って疑問を感じて、そして改善することです。
モニターと言う方法もありますが、モニターは自転車開発経緯が本人に知らされていない事が多いのでは。
(また幼児、子供にはやはり主催者が十分に問題を見極める必要があります。)
ですから『疑問』を検証できないのです。
『疑問』は検証されないのです。
私、こちら中国で良く言われます。
『お前この自転車見てみろ!どこが悪いか?』
突然こう言われても、よほどの問題ではない限り私にも分かりません。
私が良く問題を発見するのは、事前に問題が発生する可能性の高い要素を把握しているからです。
つまりピントを絞っているから発見できるのです。
ですから当然、現場側の常に自転車に接している人の方が問題を多く発見しているはずです。
しかし現場からの発見問題は、市場での発生経験が有る問題とは少し違ったものが多いのです。
ですから私、かってですが問題視しない場合もあるのです。
問題発見者は私の対応に不満が多いかも。