中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−53−輸入品質規制?輸入工場規制?。・・自転車への恩返し。

何度も言うように、自転車は人の命を乗せて走っています。毎日走っています。今の現状では、すべてと言っていいほどの量が、中国から輸入されています。
どうしたら日本人の命を守れるでしょうか、どうしたら業界として日本人の命を守れるでしょうか。
私は、現在、中国生産現場で感じていることは、『中国では自転車は造れない』ということです。
ではどうしたら中国で自転車を造り、日本に輸入できいるでしょうか。現在の業界のような風下の処置で日本人の命が守れるでしょうか。
やはり風上での管理が必要になるはずです。
過激な意見と言われるかも知れませんが、例えば、自転車輸入の製造工場をISO認可工場に限定するとか。
中国品質監督機関と連携して粗悪品の排除を進めていくとか、輸出品に対して輸出品質検査証をつけるとか?
まずはしっかりした管理が出来る工場で生産させることです。
この件別に日本だけの問題ではありません。他の国でもやっていることです。輸入規制しようとしているわけでは有りません。輸入品質規制しようということです。
私、毎回言います、人の命を乗せて走る自転車、現在のBAAでは不十分です
私は中国生産現場にいて感じることです。しっかりした管理の会社に限定すべきです。
そうすれば、管理の行き届かない会社も、生き残る為に腰を上げるでしょう。
常に工場を良くしようとする力を働かせない工場は、ふるい落として行くべきです。
当然生産コストも上がるでしょうが、これは日本人の命を守る上で必要なことと考えます。
そうすることにより、中国の中小の企業も品質確保に本腰を上げてくるのでは。
輸出規制をしろといっているのでは全くありません。
そうでもしないと、今後においても自転車品質は上がらないどころか、更に悪化することは生産現場から見え、明白です。
私は日本側、業界側の中国品質に関する危機感を強くは感じません。それにはまず自転車を輸入する日本側の品質意識を上げる必要と、中国製自転車に対する勉強が必要になるはずです。
過激な考えでしょうか?これが日本の低価格車販売に歯止めがかけられないでしょうか、いつまでも開店記念の、特売の目玉商品では
自転車がかわいそうです。皆さんの力で自転車の名誉を回復しましょう!
これが40年自転車で飯を食ってきた私の、せめてもの恩返しと考えています。