中国製造自転車での孤軍奮闘記録−64−自転車の販売台数とクレーム発生率

製造販売会社にいた時の事、実際に消費者からのクレームは、販売台数における発生率は、確か0.1%から0.2%ではなかったかと思います。
つまり1000台に一台から二台。
しかし不思議とクレーム発生率は、名の通った会社ほど少ないのではなく、有る意味、高くなっているのではと感じます。
つまり消費者はクレームを付けやすいのではと感じるのですが、考えすぎでしょうか。
というのも私、こちら中国で仕事をしていて、意外と生産台数におけるクレーム発生率は、低いと感じています。
つまりよほどの怪我に結びつく、あるいは買って間もない自転車でない限り、消費者はクレームをつけない、つまり諦めるのでは。
実際、『これはたくさんのクレームが発生する!』と考えていても、結果は、けっこう消費者からのクレームは少ないのです。
クレームは生産から時間がたつにつれ減っていきますから、何か問題が発生しても諦めている結果だと感じています。
ですから余計に見えないクレームに対して販売側、製造側、見ようとする意識を働かせる必要を感じます。
実際には販売会社に上がってくるクレームの何倍もの問題が、市場で発生しているはずです。