中国自転車製造に孤軍奮闘記録−67−自転車品質とは

自転車品質というと、すぐに部品面、部品加工面、そして組み立て面の品質を想像しましが、企画設計面の品質にも、もっと目を向ける必要を感じます。
というのも、スペックと呼ばれる部品仕様書は、誰にでもできるのです、ある意味、部品(部品記号)を列記するだけのことですから。
私は日中双方、スペックは作れるが、それは自転車を造る事には、必ずしもならないと感じています。
つまり自転車にならないスペックを作っている場合も多いと感じるのです。
これまあ、私の極端な言い方かも知れませんが。
そして中国側、日本からのスペックに対して、再提案することは、一部の中国企業を除いては、ないのではと感じます。
ですから余計に日本からのスペック作りは重要になると考えます。
こちら中国側、問題発生に対して『お客様の要求部品です。』、が全てを物語っています。
こちら中国側、自転車は造るがポリシーがないと感じる事が多いのです。言い方が悪いですね、ポリシーが乏しいと感じるのです。言い換えます。
つまり日中双方、『自転車交流』ができない人たちが、自転車を企画しているような気がしてなりません。