中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−146−私の仕事の教え方は皆と違う?!

私の仕事の教え方、自転車に関する一部の教え方は、皆と違うと思っています。
一言で言うと、私は職人としての教え方をするからです。ですから皆と意見が違うのです。
だから皆からの支持を受けないのです

物を作ることは、理論だけでは済まされないという問題には、誰も首を突っ込もうとしません。
私の勝手な理論ですが、突っ込めないのです、突っ込むだけの経験、技量がないと思っています。
なぜかというと、皆は『中国』を考慮に入れず、問題改善対策を考えているからです。
というより『中国』を考慮に入れることは、経験がないので、できないのです。
ですから私とは、一部においては意見が対立するのです。
必ずといってよいほど、皆の中国側の改善案は基本どおりの事しかできないのです。
基本ができていない、あるいは基本が乏しい工場に、この教え方で基本が通用するでしょうか。
通用するはずがないと考えています。
私はこれでは決して同じような問題発生は防げないと思っています。
私はこの教え方でやってきました。自分だけの自信かもしれませんが、分かってくれた会社、理解できる会社もこの12年で生まれたと感じています。
相手に理解させるにはどうするか!数学的に教えても通じない場合が多いのです。一+一は二。なぜですか。
説明できますか?!、バカ!当たり前だろう!これ以外の言葉で相手に説得できる人はいますか?
なぜ一+一は二は当たり前なのですか。これは数字の上だけではないですか?
誤解をしないでください!どこの国でも風俗習慣は違いますよ。教え方は一種類でよいのですか!?
一種類の薬しかない会社、あるいは他の薬を開発できない会社は、品質は改善できないと断言します。
品質改善とは、特に中国においては時間のかかる辛抱強い努力が必要になります。
そこでまた、効果のない薬を使っていれば、当然効果は期待できないことになります。
そして相手方が自分で行動できる方法を教えてやることが重要と考えます。
皆さんはどう思いますか?