中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−109−保護者の押して棒ハンドルの付いた幼児車、ご存知ですか?!

最近また、保護者の幼児押して棒ハンドル付きの自転車を目にするようになりました。
ここで、私一つの危険な要素が隠れていると感じています。
幼児自転車JISにおいて、ハンドルは左右60度づつ切れなければならないという規定があります。
しかし保護者押して棒ハンドルの付いたものにおいて、保護者が無造作に、不用意に押して棒ハンドルを回転させると
ハンドルを握っていた幼児、意思に反して急激にハンドルが回転させられ、握っていたハンドルから手が離れて自転車から落ちる、
あるいはハンドルに顔を打ち付けるようなことは発生しないのでしょうか。またこうした事故の想定はできないでしょうか?!
幼児が乗った状態で、押して棒ハンドル操作を小さな子供が面白半分に操作することはないでしょうか。
メーカーによっては注意書きを、押して棒ハンドルに貼っていますが、これら注意書きでは防げない問題、防ぎ切れない問題と考えます。
幼児車においては注意書きは勿論のこと、事故がおきない工夫をすることが重要と考えます。つまり『フェールセーフ』という考え方です。
幼児車開発設計は慎重な上に慎重さが必要です。幼児の自転車事故と一般車自転車事故とは区別する必要性を感じます。
この件製品安全協会に問い合わせましたが、返事はありません。

これら問題発生、考えられる問題と判断して、ハンドル切れ角左右45度に設定して生産していますが、これまたJIS規格には合致しないことになります。
色々な商品が開発されるに当たって、JISも常に見直し、JIS検証ていく必要を感じます。
これ読まれた方で、何かご意見があれば、お聞かせ願えれば幸いです。