中国自転車製造における孤軍奮闘記録−1083−ある新聞の投書欄に寄稿して見ました。

自転車産業発祥の地大阪から自転車をもう一度。

自転車とは我々にとってなんですか?
自転車も自動車と同じように環境、免許証(マナー)、保険、車検制度、これらが充実して初めて
少しでも安心して乗れる環境が整うというものでは。
しかし環境整備は遅れているとはいうものの、少しずつですが整えられてきています。
そして春秋の交通安全運動
毎年実施され、これも少しずつではありますが、我々のマナー意識は改善の方向に進んでいます。
そして以前にはなかった保険(自転車保険)も、兵庫県では条例化により、新規自転車購入者には保険加入が
義務つけられるようです。
そうなるともう自転車の車検制度が取り残されるのみとなるでは。
ここで私の提案です。
日本での自転車産業発祥の地大阪の現在の自転車産業の状態、私は大阪の自転車業界に入った三十数年前に比べたら、
現在はほとんど見る影もない状態では。
もう一度自転車産業大阪を日本に注目を集めさせようではありませんか。
残った一つの車検制度を日本で初めて大阪から始める準備を今すぐにでも始めようではありませんか。
そして日本の自転車を取り巻く環境を大阪からリードしようではありませんか。
具体的には全ての自転車を対象とする自転車車検制度は諸条件から現時点では全く無理な話し。
まずは利用者にも納得してもらえると考える、幼児二人乗り自転車からの提案です。
幼児二人乗り自転車においての痛ましい事故が何度も報道されているのはご存知の通り。
40年あまり自転車製造に携わって来て胸が痛い思いです。
こうした事故を少しでも防ぐには環境、免許証(マナー)、保険、車検制度がセットになることが不可欠なはずと私は考えます。