中国自転車製造における孤軍奮闘記録−340−中国製自転車は永遠に低空飛行?。

中国製自転車は永遠に低空飛行。
この中で自転車各社、墜落だけは免れようと、回避に懸命なだけ。
ですから何の結果も残せていないはずです。
理由は簡単、簡単に分けて40から50の部品から構成されている自転車、部品は全て寄せ集め。
そして一部の中国大企業を除いて、部品メ−カ−を抱え込んでの生産、そして生産品質確保ができないため、部品メ−カ−の品質を確保できない。
そして日本側のコストコストの中で更に品質確保は困難極めることになっています。
自転車は飛行機なのです。飛行機の胴体は自家製であっても、翼にぶら下がる部品は、ほとんどの中国自転車工場、
品質に目の行き届かない部品工場からの仕入れです。
墜落こそしない部品でも、やはり品質価値が足を引っ張ります。
自動車メ−カ−も部品は外注ですが、自転車とは全く違った管理仕入れシステムです。
ですから自動車は空高く羽ばたけるのです。
やはり自転車の価値を高めて、それを消費者も認めないことには低空飛行が続くはずです。
皆さんは現在世界一流となった自転車企業の会社組織図を見たことがありますか?
勿論ないでしょうが、緻密な組織図で部品品質分野も、細かくメ−カ−ごとに責任分担されています。
日本もこうした工場から商品を仕入れたいはずですが、コストの壁が立ちはだかります。
こうした状況下であれば、現状いつまでも低空飛行になりますが、いつまでも自転車業界は墜落の危険を背負っていくことになります。
現在こうした状況を打開する方法がないなら、他の方法をとって、少しでも空に向かって上昇し続ける方法はないのでしょうか。
できるかできないかではなく、今は、やるかやらないかの次元の問題と考えます。
今の自転車業界、自分達で自転車の市民権を奪っていると感じています。