もっと自転車を考えよう!もっと自転車に悩もう!−244−幼児二人乗り自転車企画には十分な配慮を!

今回二回とも川崎市で起きた幼児二人乗り自転車、一台は幼児二人乗り適合車(今年2月14日事故車)、
もう一台(去年9月事故車)はそうではないと、私の持っている写真資料での判断で間違えがなければそう感じています。
ここで両方の共通点は電動アシスト自転車?であることです。
電動アシスト車であれば自転車自体の重量もかなり重くなります。
そして幼児二人乗り自転車の適合車でなければ、取り付ける同乗器の種類形状、
取り付け位置等の違いにより、走行安定性に影響することも考えられます。
そしてこの二つの事故の共通点はもう一つ、フレーム形状が酷似しているようです。
私推測でお話しすることをご理解、お許ししていただき、お読みください。
各々の自転車はそれ自体に固有の振動数を持っています。
それが影響して、幼児を乗せている場所、そして重量、そして重心位置が影響して、もともと発進時、低速時には
ハンドルのふらつきが確認され易い幼児二人乗り自転車において、更に操作不能とは言いませんが
力の弱い女性、乗りなれない女性、背の低い女性においては、腕力も関係して、
特に自転車が本人の体格にあっていない場合に、予想を超える蛇行が発生し、制御できなくなり、結果転倒、
そして幼児が投げ出されて車にひかれる?結果になっているのではと考えます。
つまり前方だけにに幼児を乗せた場合、後方だけに幼児を乗せた場合、前後に幼児を乗せた場合等の
前後の重量バランスの違い、そして重心の位置も作用して、保護者、特に女性の身長、腕力も影響して
一度蛇行した自転車を正常な状態に復元することが難しくなり、ましてや保護者が足を地面に着いた状態でも、
一度傾いた状態を垂直に立てなおすことは腕力を必要とします。
結果転倒すれば幼児は投げ出される結果になるのではないかと考えます。
実際に市販されている同乗器においても、キャリヤ等のかなり高い位置で取り付ける同乗器が見受けられます。
こうしたことから、今回発生した川崎市の事故からの、幼児二人の死を無駄にしないためにも、
幼児二人乗りの適合車認定基準を、もう一度見直すことを提案します。