もっと自転車を考えよう!もっと自転車に悩もう!−151−自転車業界に新しい風を!

私から提案です。
この業界の「空洞化」を避けるために、私は自転車に関する「基本」をあらゆる方面からサポートを開始すべきという提案です。
業界が主導して各方面の勉強会を開くことを提案したいのです。

現在も各方面でいろいろな活動が、いろいろな方面から委員を集め実施されていることは十分承知です。
しかし、それらはすべて、出来上がった自転車に対しての管理方法を考えるために集まって委員の意見を聞いて、それらをもとにして、
自転車の品質に対して、一定の管理をしていこうという考え方で、進められていると感じていますが、どうでしょう。
しかし現在、ほとんどの自転車が海外で製造されてい状況下、出来上がった自転車に対しての品質確保方法だけでは、全く不十分と私は感じています。
ですから余計に私は、現在の海外での自転車製造品質に対しての現場から見た、危険性を訴えて来ました。
それらから来る発想から、「自転車の車検制度」にどうしても行きつくのです。
これは私の考え方だけではなく、以前からその必要性は指摘されてきたことです。
私は自転車の仕事40年の経験から、現在の自転車会社、自転車としてのノウハウに疑問を感じてきました。
実際に今の自転車会社に於いての自転車に対する知識は、製造が海外に移ってい待った現状では、非常に非常に乏しい状況で、人の命をのせる自転車が製造され
日本に輸入されているわけです。
このことに対してもっともっと業界としても危機感を持ってほしいのです。
しかし実際の海外での製造に従事した人でないと、これを理解してくださいと言っても無駄な話です。理解できないはずです。
ですから、ここで業界として「自転車」を勉強する、勉強会を開催して、これから自転車業界で活躍する若い人材を育成して欲しいのです。
現在、自転車を知らないで自転車製造現場を知らないで自転車を管理ような気がしてなりません。
そしてこれからは自転車会社、そして自転車業界、新しい人たちに自転車に希望が持てるように、自転車の基礎を、基本を教える機会を多く持ってほしいのです。
というのもこうした教育、もう自転車会社単位では実施不可能と感じているからです。教えられる人がいないからと感じています。
自転車業界にもいろいろな研究をしている機関もあるのです。
でも最近は研究発表も少なくなっているのでは。
この機関は現在自転車業界で働く若い人たちに、自転車知識を勉強してもらう、基礎知識、基本知識を勉強してもらう場を設けては。
いろいろ知恵を絞って自転車をもう一度考え、自転車に悩んでもらう場を設けてもらえれば、この業界もっともっと新しい風が吹きこまれると感じます。
そしてこれを私は期待しているのです。