もっと自転車を考えよう!もっと自転車に悩もう!−149−日本の今の会社昔の会社

私、日本の今の会社、そして昔の会社を比較して、一言で言えと言われたら。
昔の会社は「自転車会社」であった思います。自転車を造ることができる会社であったと考えます。
それだけの自転車を造る組織、人材がいたと思っています。ノウハウを持って自転車を製造していたと思っています。
しかし今の会社そういう意味では「自転車会社ではない」と思っています。
じゃあ何だ!一部の会社を除いて?もう日本には「自転車会社はない」と思っています。
ほとんどが中国生産の中、基本的に若い人たちが自転車を考え、自転車を悩む、一から自転車を勉強出来る環境ではないことです。
こうした状況が20年以上続いて来た中、中堅の自転車会社の幹部も育ってこなかった、育てられなかったことが
今日になって自転車会社に大きな影響を与えていると考えているのです。
私が定年退職時点でも、技術的な知識に何らかの関心を持ってくれた人は一人もありませんでした。
ですから感じることは、開発にあたって、自分達独自で設計ができないために、企画が他社の真似から入らざるを得ず、
その結果は、以前発生させて多くの問題をまた発生させながら開発をせざるを得ないことになります。
当然経験のない、経験の乏しい人達にとっては、初めての失敗なのですが、経験者には十分問題発生を予測できる問題が多く含まれていると感じるのですが。
いかかでしょう、皆さん。私はこう考え思います。
そして製造側が海外(特に中国)、そして品質に於いて、疑問というより不安を訴えて、ここまでいろいろな日記を書いてきました。
それがもう100回にに近づき、はてな市民「銀」になろうとしています。
こうした日中双方の問題を、日本側十分認識すべきと考えていますが、こうしたブログ、技術面、品質面、製造面からのものは極端に少ないのでは?。
こうした見えない部分を見えるようにして、問題を表面化させ、それに対しての改善、および対策をしていく必要を強く訴えています。
こうした面から日本側、今すぐにできることは、長い自転車の技術的、品質的な仕事をしてきた私にとっては、やりたいことはたくさんあるのですが、
まずは消費者側の役に立つという面で、幼い子供の命を守るという意味で、「幼児二人乗り自転車」に限って「自転車車検制度」を実現したいというのが、
私のこのブログを書き始めたきっかけです。
それには今の自転車に対して、日本側の問題、そして中国側の問題を正確に理解してもらう必要を感じてのことです。