中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−129−「自転車車検制度」と自転車取扱説明書

みなさん、自転車購入時に必ず付いてくる自転車取扱説明書、どこに保管してありますか。
買って間もなければすぐに取り出せるでしょうが、「はいこれ」とすぐに取り出せる人はほとんどいないのでは。
その中に何が書かれていますか!?主に乗り方と整備方法です。
あなたは自転車の整備をしたことがありますか、自転車の整備ができますか。
あなたは自転車は整備管理しなくてもずっとずっと乗れると思いますか?
その自転車に乗っていて自転車が問題で事故が発生した場合、それは自分の責任と感じますか、それとも自転車自体の不良および欠陥と考えますか?
あなたはもし車に乗っていて、乗っている車が車検に出されていないことを知ったら、車に乗るのに不安を感じて、ある人は当然車に乗りたくないのでは。
これ当たり前だと考えますが、なぜ自転車に於いてはこれが当たり前ではないのでしょう。
私はこの問題、中国生産現場から見てきた角度から、現在日本に輸入されている自転車の危険度を指摘してきました。
一向に品質改善されない日中双方の問題から、今後においても品質は改善されないと考えています。
ではどうしたら消費者の命を少しでも守っていけるのでしょう。

それはもう、「自転車の車検制度」という風下の管理しかないと考えています。そうはいっても年間500万台600万台とも言われている
輸入自転車、そう簡単には「自転車車検制度」を導入することは混乱をもたらすことに間違えないのです。
「自転車車検制度」を実施していくにあたっての環境作りが全くできていないからです。
ですからまずは「幼児二人乗り自転車」から始めようではと言っているのです。
幼い子供は自分では自分の命を守ることなど不可能なことです。
ですから余計に幼児二人乗り自転車の整備管理は最優先されるべきと考えています。
皆さんの力を声を結集して、まずは一歩踏み出そうではありませんか!