中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−107−言い訳で造られている自転車、言い分けなくして品質を語れるか!

ここまで私、色々な言い訳を話してきました。
中国12年の自転車造り、言い訳の連続でした。
勿論言い訳ですから人は聞いてくれるはずがありません。
しかし、ここまでも私自身で言うのもなんですが、苦労の連続。
一言で言うと『言い訳で造られている自転車、言い分けなくして品質を語れるか!』と言う気持ちです。
しかし言い訳ではないと感じてくれている人もいるのです。その人はやはり私の支えとなってくれています。
中国での自転車造り、特に品質確保、品質安定問題、何一つ言葉で簡単に言える問題はありません。
何を相談しても日本側からは決まりきったことだけのアドバイス
お前の言葉は聞き飽きたとばかりに、中国へ行って指導しても効果がないなら、効果が上がらないのであれば、
行っても行かなくても同じ!行かない方がましとまで言われて来ました。
そこまで言われてなおもこの業界にいる理由は何なのでしょう。
やはり何か私が自転車が取り付かれていると言うか、自転車が私に取り付いているというか。
どちらかと言うと、自転車が私に取り付いているような気がしているのです。自転車の地位を確立してくれと言わんばかりに。