中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−93−物を作る工場(会社)は技術集団であるべき

こちら中国での仕事、私12年になります。
その結果、私の考え方の基本は、『物を作る工場(会社)は技術集団であるべき』です。
しかし、この認識をしっかりと目標にしている会社は、世界でも一流企業のあの会社だけでした。いまさらながらに感じます。
感じると言うことは、比較物があるから感じることができるのです。
その会社も、いろいろな問題が今までに発生してきましたが、やはりすばらしい会社です。すばらしい会社でした。
技術の蓄積は経験の蓄積であり、日々努力の蓄積です。
ですから語学の勉強と同じで、進歩過程で、上達に時間の差は生じますが、日々努力以外の何物でもないのです。
こうした問題を即座に解決する方法は、全くないに等しいと感じます。
この問題を金もかけずに、短時間でできる方法と考えているのが、罰金制度を利用して品質改善、品質確保を目指してるのではと感じる事があります。
結果と言うものはすぐには出ません。
3年後5年後に判断したらどうでしょう。物事やってみないとわかりません。