中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−85−『幼児二人乗り自転車』から始めよう『自転車車検制度』

私、そして、その他の方からも『自転車車検制度』の実現を訴えている人は少なくないと考えています。
しかし、全ての自転車となると、現時点では、ご理解を得ることは難しいとも、私は考えています。
私のこのブログでも何度も書かせてもらっていますが、私はまずは消費者の方々から、ご理解いただけるのではと思っている車種は、
幼児二人乗りの自転車』であると思っています。この自転車も当然、現在は殆ど中国製のはずです。
私、中国製が悪いと言っているのではありません。中国であろうと、どこであろうと、品質問題に対して100%品質保証できることなど不可能です。
またできないはずです。物作り100%保証などありえないことと考えます。航空機にしろそのはずです。自動車にしろそのはずです。
ですから、車には車検制度があります。私は良くは分かりませんが、航空機にも似たものがあるはずです。
当然です、皆、『人の命を乗せて走っています』、飛んでいます、でも現在は『自転車には車検制度は有りません』。
自転車と航空機、自動車を比較する自体おかしい!と言う方もおられるでしょうが、どちらも人の命が懸かっているのです、違いますか?
確かに私も比較することに対して、無理のあることの意見も理解することはできますが、私、中国での自転車作り12年の経験から、
そして現在の日本の自転車販売の実情からして、『幼児二人乗り自転車』から早急に『自転車車検制度の実現』をしたいのです。
自転車業界の人間として、細かな中国実情までは現在のところ書くことはできませんが、日中双方、自転車品質的問題で大きな問題を抱えていると思っています。
この問題、中国生産現場にいる私は、日本側とはまた違った意味での危機感もっているのです。

勿論一人乗りの自転車でも当たり前のことですが、幼児2人を乗せて、そして関係者がそれに乗ると言うことは、
『人の命を乗せて走る意味』は更に重くなるはずです
。違いますか?。これでも自転車車検制度の導入の理解は得られないでしょうか。
私は十分ご理解を得られる要素はあると確信しているのですが。
後はどれだけの人が賛同し、それに協力していただいて、各方面に働きかけてくれるかにかかってくると、考えています。
私も中国ですが勿論できることは協力させてもらうことは言うまでも有りません。
なぜこれだけ自動車事故が起きていて、何千人もの人が亡くなっているのに、事故の発生率は非常に低い航空機事故は、
これほどまでに小型自家用機から旅客機まで世界中の情報が日本で報道されるのですか。
それは言うまでもなく、一度にたくさんの方が亡くなるからにほかなりません。
幼児二人乗りにおいても、自転車製造にかかわる関係者として、自転車問題(整備問題を含め)から一度に3人!と言う報道は絶対に聞きたくない報道です。
勝手な意見ですが、脅かしではありません。この問題が自転車が問題で発生した場合、これはもう自転車関係者、自転車業界全体の問題と考えます。
まずは自転車車検制度には法整備が必要になるのでは?。
全ては予防から始めることです。決して考え過ぎではないと私は考えます。皆さんは?!
まずは幼児二人乗り自転車に限定した自転車車検制度の実現に向けて準備委員会を発足させては。
幼児の生命の安全安心を考えてください!
幼児の生命の安全安心を考えた場合、誰しも自転車車検制度は必要条件であることに気付くのでは。