中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−41−組み立て等の作業マニュアル

各作業の作業マニュアルは、絶対に必要なものですが、日常の品質確保には余り役立たないと感じます。
マニュアルは必要ですが基本的な作業マニュアルになるはずです。
やはり其の応用が出来ないことには、マニュアルだらけになってしまいます。
つまりそんなの作っている暇はないはず?!。暇があれば作ってください。きっと工場側喜びますよ!
検査マニュアルもそうであるが、検査マニュアルから検査して、其の不良率から更に判断することなど、一部の大会社ではわかりませんが、
中国側工場、殆どやっていないと考えています。つまり常に不安定な要素(曖昧な要素)で自転車は組み立てられています。
それは抜き取り検査云々では効果がないことは、皆承知で、問題が起きると『抜き取り検査を増やします』と表面をつくろっているに過ぎないのです。
ですから問題は収束しないことになります。検査で防ごうとするなら、それはもう抜き取り数を全数、つまり全数検査が必要になるはずです。
こんなことは生産会社では出来ないことです。
また仮に全数検査しても、名ほどに効果がないことは、現場経験者は知っています。ではどうするか!?方策はたくさんはないのです。
皆知っているはずです。理屈ぬきで考えれば答えはすぐに出るはずです。後は決断です。
決断した方が品質確保経費は安くなるのでは?マニュアルは作るときは一生懸命考えて作りますが、
作り終わると、結局はたんすの隅に押しやられるのでは。渡した工場側もそれだけのことです。
現在作業品質が安定しないことは、作業マニュアルが無ければ、それも一つの要素ですが、マニュアルがあれば解決するという問題では全くありません。
マニュアル、マニュアルといいますがマニュアルは万能ではありません。
いつまでそんなことを言っているのですか。時間の無駄と考えますが。
曖昧な中国と付き合う方法は、日本側も曖昧に対して対応できる方法にしないことには、事はうまく運びません。
日本人はまじめですね!