中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−36−日本側、土俵の下の問題、土俵の上の問題。

日本側において、土俵の下の問題は、中国側にOEM生産をさせておいて、それをホロー出来ない事です。
ホローする知識、経験が乏しいことに尽きます。これは最初にして最大の問題です。
これからくるリスクは、日本側が負わねばならないことです。
中国側に押し付けても、日本側何の進歩もしませんし、信用問題から損をするだけです。
もっといけないことは、土俵の上で平然と、予見できる犯罪を犯していることです。
当然、商売にはコストはある意味最も重要な要素です。
規格基準不合格品を平然と使うことは、業界のモラルにも反することです。
日本人的な『赤信号皆で渡れば怖くない』的な考えから、規格基準問題を考えている節が有ります。
それは業界が実施する試買テストの結果からも明白なのでは。全くこの業界、主体性を感じません。
試買テスト結果を良く見ると、それなりのしっかりした会社は、問題があっても、その内容、その質に大きな違いがあることが分かります。
こうしたことからも一部のメーカーが、自転車業界品質を粗悪品にしていると感じられるのですが。いかがですか?
自転車業界、BAA表示制度を初めた10年ほど前の初心に戻って、消費者の期待に応える必要が生まれてくるのでは。