中国製造自転車での孤軍奮闘記録−30−自転車製造責任と自転車販売責任のバランス。

私は常々、日本で販売されている中国製自転車の、中国側自転車製造責任と日本側自転車販売責任のバランスの悪さを感じています。
このバランスの悪さが自転車品質に表れていると感じています。この問題日本側、中国側にだけに責任を押し付けてはいないでしょうか!?
私は現在中国の会社に勤めていますから、ある意味中国側の人間ですが、常々日本側の問題に気づかされることが多いのです。
JISに合致しない部品を使用する場合(つまりコストの関係で使用する場合)必ずといっていいほど、他の日本のメ−カ−も使用していますか?
と聞いてきます。いかに日本側メーカーに、部品品質に対する主体性及び一貫性がないか分かります。
このような状態で日本側、中国側にOEM生産をさせている事は、業界の人間としても恥ずかしいことで情けないことでは。
この状態は双方直せないはずです。
なぜなら日本側コスト、コストの中、そして技術的部品的知識の乏しい中。
そして中国側も自転車知識等非常に乏しい中、これら関係は改善されないと考えています。
理由はともかくとして、日本側がこのバラスの悪さを感じ取って、行動することが、自分の会社を品質被害から守る事になるはずです。
双方とも危機感、そして危機管理に対してどうすべきかを考えるべきです。
私としては、もっと中国製自転車に対して勉強してほしいと感じます。
全く認識が不足していると感じています。