中国製造自転車での孤軍奮闘記録−27−日本側、品質被害から身を守るには?

日本側、品質被害から身を守るにはどうするか!?
まずは日本側に問題分析能力が必要になります。
そして今、日本で発生している問題を分析する必要があります。
正直言って製造側、色々な問題が毎日発生しているわけですが、日本側で把握している問題の中で、
何が有害な問題なのかを、分析発見できなければなりません。ただ漠然と問題指摘しても、相手にとぼけられます、
単品不良においても、有害と判断された問題に対しては、追跡が必要です。
ここで、言い方は悪いのですが、有害でないと破断された単品不良においては、無視する必要があります。
これを追いかけても意味がありませんし、全く中国では解決不可能な場合も有ります。
これら判断において、自転車知識、自転車製造知識がない、あるいは乏しい場合においては、正直言って、
問題発生原因、そして問題の重要性認識は無理なことです。
日本側も知識の無さ等から、無理なことを承知していますから、品質問題での取り交わし書を発行して、双方で問題発生を未然に防ごうと
しているのか、あるいは問題発生に対して、中国側に責任を押し付けるというか。
しかしこれは紙だけの意味しかない事を知るべきです。
工場での不良率が高くなればなるほど、日本市場でのクレーム発生率が高くなるのは、当たり前のことです。
また不良率の高い部品メーカーは、品質に対する認識度が低いということで、ある意味どこらら問題が発生しても不思議でない
工場ということになり、常に高い関心を維持していなければならないことになります。
つまり安い部品には、それだけの価値しかないということです。このことは日本側知っているようで知らないというか、とぼけていて問題が発生すれば、
中国側に責任を追及してくるのも、ある意味おかしく感じるのですが。