中国製自転車製造での孤軍奮闘記録−6−今こそ自転車車検制度を

車検制度
自転車車検制度の実現を長年訴えてきた人がいます。その人を知っています。
何年か前から(2004年?)BAAマーク制度も始まっています。
全ての自転車に貼られているわけではありませんから、
また消費者も、必ずBAAマーク貼り付け商品を買うわけではありませんから、これだけでは消費者を
守ることは不可能になります。例えば有名ブランドの乗用車を買えば,車検を受けなくても済むのですか?
やはり人を乗せる、命を乗せる商品は、定期的に検査を受けることが必要になるはずです。
これだけ多くの自転車が世の中にある中で、そう簡単には、なかなか車検制度を実施することは、不可能に近いことは
誰しも想像がつくところです。
私はこれを、試しに実施するのに良い機会があったと感じています。
其れは幼児二人乗り自転車が許可された時点です。
この時に、この車種の車検制度を導入していれば、今後考えられる、自転車全般の車検制度の施行に対して、多くの情報が得られたと感じているのです。
今からでも遅くはないと感じています、ある一定の車種に限定して、
試験的に導入、そしてこれら車検制度の、世の中の受け入れ状態,及び車検受け入れ環境状態等
色々な情報が集まってくるはずで,しかるべき日時までに、十分な準備が出来るはずです。

BAAをはじめられた方々、もう一歩踏み込んで、車検制度導入を働きかけていただいて、初めてBAAマーク制度が生きてくるのでは。
ぜひそこまでBAAを発展させていただければと、常々感じています。まずは法律の整備を働きかけてほしいのです。
そうでもしないと、BAAマーク制度の認識も当初より変わってきて、品質維持が難しい状態になってきているのでは。
全て物事は、予見できる問題は予見していかないと、世の中の変化に乗じた、自転車品質確保は、難しくなるのです。
現にその兆候は、各メーカーのBAAに対する基本的認識、及び品質維持管理意識が希薄になってきていると感じていますが。
なぜこれほどに人の命が貴ばれる時期に、車検制度が出来ないのでしょうか、皆そうした方が安全であることは、十分理解できるはずです。
まずは自転車車検制度の、実施開始に対しての、準備委員会を起こしてほしいのです。世界にはこうした車検制度はないのですか?
ないなら余計に日本から始めようではないですか!。
そうして得られて来た情報から、中国製自転車の品質向上に向けての、業界としての動きも、とり易くなると考えています。
これは中国自転車生産現場からの、私としてからも強い要望なのです。
これからも中国製自転車はどんどん世に送り出されていきます。
其の中で、日本側のOEM生産させている責任としても、中国生産品に対しての品質認識責任があるはずです、販売責任があるはずです。
また車検制度は業界としての活性化にも、大きく貢献するはずです。
業界のイメージアップにもつながります。皆さんが賛同され、
この実現に向けての輪が広がれば、私としても中国生産現場での品質維持に対して、長年の苦労も報われ、肩の荷の一部が降ろせると感じます。
写真は平成21年度の試買テスト結果報告書の表紙です。