中国製自転車製造での孤軍奮闘記録−7−自転車は馬鹿にされている!
私は常々、自転車は馬鹿にされている、自転車を馬鹿にしている、と感じています。
しかし自転車は難しいのです。難しいから、私がこうして中国でがんばっていると、自分では思っています。
皆さんがどう考えるかは、私にはどうでも良いことです。信念を持ってがんばっています。が・・・・
其の主なる根拠は、1.自転車製造知識がなくとも自転車は造れる。2.自転車知識がなくとも自転車が企画販売できる。販売されている。
3.自転車には車検制度を必要としない?。車検制度がない。
実際問題として、1.自転車はフレームから前ホークから、そして、その他部品全てを、別々に購入する事が可能で、それを組み立てて、
自転車にすることができるのです。
そして其の部品においても、自転車知識を持って製造されたものとは限らないのです。これらを組み立てれば、自転車は出来上がるのです。
それなりの自転車は出来上がるのです。2.自転車を知らない日本の販売会社がOEM生産させていること、
これには、程ほど困り果てているのです。それでも製造側、十分な製造知識、品質知識を持って製造に当たっているのなら、問題ないと考えますが。
実際には、この状態ではないと考えています。
問題はコスト問題。『??USドル以下でお願いします』。つまり製造側も商売ですから、それに見合った商品を企画する事になることは当然のことです。
しかし販売側自転車知識がない、あるいは乏しい事から、品質を見抜けないことになります、しかし問題が発生すれば製造側に責任を押し付ける。
安ければ品質は悪いのは当たり前で、この考えは道理にかなっているのです。日本側がおかしいのです。メーカー側も品質が安定しないことは百も承知で、
問題指摘に対して、『じゃあこっちのものを使ってくれ』。
つまり価格の高いものを使ってくれと言うのです。部品メーカ側も問題があるが、其れを使う方も使う方です。
どちらが罪が大きいかと考えると、私は日本側メーカーの罪が大きいと考えています。品質を知ってて使っているのです。
というより、自転車を知らないで自転車を企画しているのです。
ですから問題が起きると、生産側のせいにするのです。この件は中国品質を知っている私にとっても、やはり日本側の責任は重大と考えています。
この世の中、安くて良いものなど、探していたら日が暮れてしまうのです。其れを平気で日本側『もっと安いものを探してくれ』。
安いものがあったとしても、中国広大な国土、輸送費はどうなるのでしょうか。自転車を知らないのも程がある。
中国を知らないのも程があると感じています。安くてJIS合格で品質が安定している、そんなもの、ここ中国では、無いに等しいことです。
安いということは其の工場、直接生産人員しかいない、あるいは非生産人員が極端に少ないということ。
つまり、管理して生産していないということです。ましてや価格が二元とか三元とか。そして、手を抜かれる部品はどこの日本側メーカーも同じ?で、
直接は危害不良となりませんが、れっきとした保安部品です。
これを平気で破る日本の会社が多いのです。私としては日本の会社にこれは、ぜひとも止めてほしいと感じています。
日本の業界や検査機関もBAA商品でない限り、問題指摘や公表はしませんが、こうした自転車業界にも問題があると感じています。
消費者は当然のこと、安い商品もJIS規格に法って自転車が造られていると思っています。
中国製と知っていても、日本で売られているものはJIS規格品と思っています。私もそう思っています。がこれが違うのです。これは何が原因なのでしょう。
業界の姿勢を問われてもしかたないのでは。これはある意味消費者を、知らないと思って、馬鹿にしているとしか思えません。
何か業界が泥沼から抜け出せないで、その結果、消費者不在の品質がまかり通っているのでは?。
中国企業もこう、コスト・コストと言われると、安くせざるをえない、中国側も自社を守らねばならないからです。
当然のことです。こうした環境がもう長いこと続いているのでは。
日本側もこの問題を認識していながら、この業界打ち破れず、また淘汰されず生き残るために、平気で自らの法を犯しているのではなしょうか。
自転車を消費者に見直してもらうためには、業界自らが自転車を見直すことから始めなければならないと考えています。

写真は老陳酢、日本で黒巣と呼ばれている?物です。こちら生野菜もありません。健康維持が大変なのです。
健康のために良いと聞いている老陳酢を飲んでいます。