中国自転車製造における孤軍奮闘記録−569−問題の処理方法には理屈、理論と、それでは解決できないものがある

問題の処理方法は理屈、理論とで処理できればこんな簡単な事はありません。
実際、自転車品質においては、問題処理報告書は、ここ何十年も記載されている原因及び対策は同じ内容です。
それにもかかわらず、そうした決まりきった報告書を日本側受け取らざるを得ない現状があるのです。
それはなぜか?
私に言わせるとそれは『人間が作っている』からです。
飛行機のようなものになると、何重もの安全機能が施されいかて、何か重要な機能が失われても、それに替わる機能がこれを引き継ぐと言う方法が
とられてきています。これは長い墜落事故の歴史から進歩して来たものです。
ところが自転車のような簡単な乗り物には、この機能をつけることはずっと以前から考えられてきていません。
しかし近年ちょっとした不注意で指を怪我したり、傷つけたりすることに対して消費者は敏感になってきました。
ですから製造上のちょっとした問題、使用上のちょっとした問題に対して、それがたびたび起こされる問題であれば
やはりそこに『フェールセーフ』と言う方法を取り入れるべきと考えます。
これ日本の企画側、中国の製造側双方での問題です。
私、こと自転車においては、長年発生している問題内容に何ら変化がないと感じています。
つまり自転車に係わっている人、何ら向上心がないと感じるのです。