中国自転車製造における孤軍奮闘記録−531−なぜ日本の自転車製造は廃れた?

中国生産が多くなった20年ほど前から、日本の自転車業界は廃れてしまったと思っています。
一にコスト二にコスト三にコスト・・・・では廃れて当然でしょう。
生産地点が中国になった関係で開発が思うようにならなくなったのも原因?
そして開発に意欲的だった日本の部品メーカーも中国では勢いがないこと。
そして唯一頼みの綱の一流部品メーカーも、コストの関係でしょう、儲からないものは造るのをやめてしまいました。
そして当然利益の少ない一般車用の部品開発も意欲がないような気がします。
新部品が開発されなくなった関係で、自転車はどこも似たり寄ったり。
これではユーザーの購買欲は上がるはずはありません。

つまり全責任は自転車業界にあるのです。
投資欲がなくなれば産業は停滞するだけでは。
誰も自転車業界をリードしようとしない中、どうすればいいでしょうか。
それは政府の経済テコ入れと同じに、自転車業界としてテコ入れを考えることではないでしょうか。
例えば勝手な意見ですが、安全面から規格を思い切って変更し、起爆作用にし、各メーカーそれに追随させる。
自転車業界金を出し合って部品研究開発部門設ける。
実際問題としてJIS規格はありますが、ある部品はJIS規格をクリヤーしても十分な強度があるとはいえないものも有るのでは。
極端なことを言って自転車産業をもう一度日本に呼び戻す方策を考えるとか。
何でも有効と思われるテコ入れを実施していく必要があると考えます。
自動車もそうでは、部品開発がなければ自動車の進歩もないはず!