中国自転車製造における孤軍奮闘記録−528−部品は強ければ良いと思っている!

自転車の強度はバランスです。
一部品がもし異常に強かった場合、その影響が他の部品に現れてきます。
特に車輪。
スポークが良く折れるからと言って太くすると、今度はリムに影響が出る可能性があります。
タイヤがパンクしないようにノーパンクのタイヤを使用すると、今度は前ホークに影響がでる可能性もあります。
前ホークが変形しないように強くすると、今度は乗っている人間に衝突時に影響する可能性も出てきます、
これらの配慮にはJIS規格の強度だけではなく、全体のバランス強度を理解する必要があるのです。
つまり経験から来る経験値を持っているかどうかにかかってきます。
特に車輪は微妙なバランスからできているのです。