中国自転車製造における孤軍奮闘記録−422−自転車の取り扱い説明書を頼りにした品質維持、事故防止には無理があることも。

こと自転車においては消費者が間違えた方法で使用して、それがすぐに事故につながるとすれば、私は裁判官ではありませんが、
やはり製造側に問題があったのではと考えます。
それが取り扱い説明書に記載されていてもです。
ですから例えば折り畳み自転車、もし使用者の使用上の問題であってもすぐには事故に至らず、使用者が気が付くまでの時間を
稼げるように二重の安全機構がJISでも義務付けられています。
私は以前ほどではないにしろ、現在も取り扱い説明書に記載で、責任逃れをしているのではと思う部分があることを感じます。
人間は間違えるものです。人間は曖昧な動物です。
自転車は人が乗って走るものです。
事故につながる要素が感じられるなら、それら要素は排除すべきです。
機構上その要素を排除できない問題を除いて、決して取扱説明書に記載で逃げることは避けるべきです。
これ自転車企画設計者の鉄則と考えます。