中国自転車製造における孤軍奮闘記録−362−『自転車生産、自転車品質』=『シンクロナイズドスイミング』、世界一流の会社、今は?

私、今世界一流の会社と言われる会社に、13程年前から出張及び駐在3年間を経験して来ました。
古い話ですが、当時はそれはそれは表現の仕様のないほどメチャクチャな中での生産でした。
ですから毎日が生きた心地がしない状態での仕事でした。
どんな状態かって?ここでは書ききれないほどの状態でした。
これでは読まれている方、なんだかさっぱりでしょうが、簡単に言うと一般作業者から、現場幹部まで素人といっていいでしょう。
自転車組み立てライン作業は不安定そのもの、そしてライン幹部は生産量が唯一評価される材料。
素人が自転車をいじくっているといった感じでした。
今でもやはり多くの問題を発生させている状況で生産されているようですが、それでも一般他社に比べたら、比べ物にならないのでは。
それくらい自転車生産はどこの会社も問題があると感じています。
何が難しいかというと、『自転車生産、自転車品質』=『シンクロナイズドスイミング』なのです。

息が合わなければ全く評価されないのです。

これ、息を合わせる方法は部品品質を含め、毎日の鍛錬しかないのです。
ですから毎日鍛錬できる会社しか品質は伸びていかないです。
つまり、会社幹部の考え方、及びコーチ次第ということになります。
ですから今後も一部の会社を除いて、品質は上向かないでしょう。
後は日本次第です。