中国自転車製造における孤軍奮闘記録−313−世界一流を称される工場の品質問題

世界一流と称される工場の品質問題は、やはり他の工場とはちょっと変わっているのです。
作業効率を極限まで見極めてのラインスピード。
よって一人一人の余裕はほとんどないのです。
皆さん自転車生産ラインを見学したことがありすか。
皆さんが工場見学をしていると、従業員の人、あなたをじろじろ見ませんか?
しかし世界一流と称される工場はそうでないのです。
あなたをじろじろ見ている余裕がないのです。
よって発生する問題も一風変わっています。
この中には重大問題も隠れています。
世界一流の工場だからといって安心できることは何もありません。
そこにはそこの問題があり、それを見極めて問題発見できることが重要となるのです。
写真はヘッド部品に硬球(リテーナー)が入っていません。
何でこれが気が付かない!自転車、一度担当者がミスをしても、それが発見されることは私の経験からもまれだと言うことです。
皆自分の仕事に精一杯で、前工程の確認などできないのです。
各人が前工程の確認をするなどという品質確認工程理論もありますが、現実的ではないことです。