中国自転車製造における孤軍奮闘記録−285−いい物を作るには・・・

『いい物(ある意味高価なもの)』を作るにはやはり設計が第一、そして材料、そして製造技術。
いくらいい腕のシェフでもアイデア設計、材料、技術が伴わなければ,そこまでの味(品質)しか、たどり着けないと思っていますが。
いや違う!という人もいると思いますが、それはA級、B級に分けてのことでは。
はっきり言って、幼児車、子供車、軽快車等はお金を掛けなくてもそれなりのものはできます。
精度を要求されるもの、そして価格が高く消費者もそれなりに品質要求が高いものは、部品にも精度のあるものを
使わないことには、それを製造技術でカバーすることは不可能です。所詮ボロ隠しの技術になるわけです。
つまり言いたいことは、いい物を作るには企画開発段階で覚悟を決めて取り掛かる必要があるわけです。
自転車の基本のフレームにも金をかける必要が出てくるはずです。
中途半端な企画設計をしたり、開発費をケチれば、その付けは必ず品質に、そして生産工程、生産効率、に影響を与えます。
つまりそれなりの物しか出来ないのです。
高い物は良い品質とは限りませが、こと自転車においては、良いものは高くなりますね。
これ、それなりの経験がないと理解できないことなのかも。