もっと自転車を考えよう!もっと自転車に悩もう!−249−『幼児二人乗り自転車』は自転車として基本的に危険なのです。ですから・・・。

今日2月11日になってやっとマスコミも、幼児二人乗り自転車に潜む危険性を取り上げ始めたのでは。
私の考え。
1.この幼児二人乗り自転車は、09年7月に安全基準を満たした自転車に限り、幼児二人乗りの許可を出したものです。
 私の勝手な考えですが、本来許可を出してはいけないはずです。(必ずこういった痛ましい事故が発生するという意味で)
 というのも、こういった幼児死亡事故は主に、自転車部品の強度アップ、及び部品の配慮だけでは防げないからです。
 それを周囲のお母さん方の声に押されて、口実を設けて許可したに過ぎないと感じています。
2.許可を出した以上は、関係機関にも責任はあるはずです。
 問題が発生すると、事故が発生すると、すぐに『マナー』が、そして『使用上の問題』等のソフト面が指摘されますが、
 これでは少しも事故を減らす方向には動かないと考えます。
3.今回の川崎市の二件の痛ましい幼児の死亡事故。これ、どう考えているのでしょうか。
 自転車自体にメスを入れる必要はないのでしょうか。
 私はマナー問題、使用上の問題と一緒に、自転車に潜む基本的潜在的問題を分析し、幼児二人乗り自転車に取り入れて許可を出したのか?と考えます。
 私は許可を出した時点で、一部曖昧な部分が残っていたのではと考えています。
 勿論、今回の事故は、保護者に多くの問題があったのではと考えますが、この曖昧な部分が今回の事故を誘発したのではと考えているのです。
 つまり、自転車本来の基本的機能に関する事柄は、各社の自転車の基本的品質が統一されて安定するように、初めからは計らうべきで、
 重要項目に対しては確認方法を曖昧にせず、そして問題確認方法の確立を先送りにして認可すべき出ではないと考えるのですが。
4.そして『マナー』問題と同時に自転車の維持管理問題になぜ目を向けなかったのでしょうか。
 許可を出す時点での全くの片手落ちと考えています。

5.
そしてこれだけ多くのお母さん方からの要望に押されて許可を出したのなら、設計基準であるJISに、
 いまだ幼児二人乗り自転車の項目が載せられないのはなぜでしょうか。
 (製品安全協会の基準には詳細な基準が設けられているようですが、今後の広範囲な問題としても、これで十分なのでしょうか)

私は今後においてはこれら項目を考慮して、幼児二人乗り自転車の今後の認可において、追加を考えてほしいのです。
このままでは、必ず今回のような事故はまた起きることになるはずです。
(私の勉強不足、認識不足、誤解、表現の不適切な部分があれば、修正及び削除を考えます。)