もっと自転車を考えよう!もっと自転車に悩もう!−199−中国での自転車企業で仕事をしてきて

もうすぐ200回になります。
私、中国での仕事12年、そして、その間に6つの会社で働くことができました。
これらの会社での仕事を、間接的表現ながら日記に書いてきました。
もちろんわざと全く触れていない会社もあります。
なぜかというと、あまりにも特殊な環境で企画製造されていて、不思議な会社でもあり、
これを日記にすると誤解されること、そして会社が特定できるからです。
また中国での仕事に於いては日本での仕事と違って、時間的余裕があり、いろいろと考えることができた事が、
今書いている日記に反映されているという結果になっています。
私は何より自転車で飯を食ってきました。
そして営業以外はいろいろと技術面、製造面、品質面の仕事に、つまり「自転車」の仕事をしてきたわけです。
そして、自転車が海外で製造され事が多くなった15年ほど前から、
この中で本当に「自転車」を考えて造られることが少なくなったと感じてきました。
一向に改善されない品質問題、一向に安定しない品質問題にずっと立ち向かって仕事をしてきました。
そして今もなお同様な品質不安定問題を抱えていると同時に、
コスト、コストから来る部品品質問題も新たな問題として浮かび上がってきています。
(そして円安が進めば品質問題にも更に影響するのでは!)
しかし今の業界、日中双方の問題からくる中国製品に不安を感じているでしょうか。
ただ単に漠然として不安を感じてるのではないでしょうか。

また製造面からくる不安を感じるには、こうした環境で仕事をしないことには理解できないはずです。

ではどうするか?このことを真剣に考えているでしょうか、この自転車業界。
好き勝手なことを書いていますが、鵜呑みはダメですよ。
読んで自分で消化することです。何かの役に立っているかな?