もっと自転車を考えよう!もっと自転車に悩もう!−191−あなたは見えない物を見るために何をしていますか?

見えないものを見る力は、すなわち問題発生を予見する力と考えます。
これは問題発生を予防することに繋がります。
しかしここで、現実には問題発生していなければ、問題はないという認識がされてしまうことが多いのでは。
これを打破しなければなりません。
打破できなければ実際に予見問題が発生し、人命を守ることにつながりません。
ですから問題があることを認識してもらう、また認識させることには多大な時間と労力が必要になるのです。
ここで品質維持管理する者、技術関係の仕事に従事する者にとっては、問題認識にかかる時間を待てないのです。
品質維持管理する者、技術関係の仕事に従事する者にとって一番嫌なことは予見できた問題が実際に発生して、そして人命が奪われることでは。
私の経験から、技術関係問題、品質維持問題で関係者が問題提起して叫んでも、
技術的、品質的、製造的知識のない人には真に理解させるには時間がかかり過ぎるのです。
ましてや経費節減を考える会社幹部に、こうしたセンスのない人がいるとすれば、更に困難になると考えます。
技術関係、品質関係者がまとまって声を大きくして、その輪を広げていきたいのですが。
この自転車業界、問題発生するまで、やはり腰をあげないのでしょうか。