もっと自転車を考えよう!もっと自転車に悩もう!−159−自転車は機能上も、構造上も安全な乗り物ではない!

自転車は本来ある意味、基本的に安全な乗り物ではないと思います。
自転車はメンテナンスフリーで長年乗れる乗り物では、構造的にもないのです。
皆さんには空気のような存在で毎日乗られていると思いますが、構造的にも管理維持が必要なのです。
それなのになぜ毎日人の命を乗せて走っている自転車に、自転車車検制度がないのでしょう。
また自転車に大人二人乗りしていると警察官に止められます。
それなのになぜ幼児二人乗り自転車が承認されているのでしょうか。
私は大人二人乗りよりもはるかに危険と考えています。幼児とは言え人が合計3人乗っているのです。
一歩間違えば幼い子供の命が失われるわけです。
それなのになぜ承認されているのでしょうか、非常に疑問を感じます。
自転車は本来一人乗りです、それなのに一人の幼児ならまだしも二人の幼児が乗る自転車なぜ承認されているのでしょう。
それには世間の意見に押させて承認したにすぎないと感じています。
自転車関係の仕事について40年、はっきり言って、幼児二人を乗せて走っても安心安全な幼児二人乗り自転車などありません、できません。
その理由は「自転車」だからです。
ではなぜ幼児二人乗り自転車の承認にあたって自転車車検制度を導入しなかったのでしょ
うか。私は不思議でたまらないのです。
「車」(自動車)もそうですが、マナーと車検制度が一体となって、より安全安心になるのでは。
全ての自転車に於いていますぐに車検制度導入は不可能に近いことです。
しかし「幼児二人乗り自転車」に限定しての「自転車車検制度」導入は十分可能と考えています。
今のままでは全く片手落ちな安全安心であり、これからも幼い子供そして保護者の命が危険にさらされていくことになります