中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−134−自転車はマニュアルではできないし、品質も確保できない!

自転車はマニュアルではできないし、品質も確保できない!
それは一つに、真(中国)の生産現場を知らない人がマニュアル作りに参加していくからに他ならない。
マニュアルは誰が作るのですか、マニュアルは誰が活用するのですか、マニュアルは誰が活用できるのですか。
マニュアルを作ることに懸命で、そのマニュアルは誰が活用させるのですか、マニュアルを見た人は誰でも内容を理解できるのですか。
マニュアルは誰がどのように活用するか、活用させるかを十分見極めてから作らないことには、時間がかかる割には活用されない結果になっているのでは。
マニュアルを中国側に渡しても、翻訳されたとしても活用する工場は限られてくるのです。
一生懸命に作っても、知らない間にタンスの隅に押しやられているのでは。マニュアルを否定しているのでは全くありません、誤解無きよう。
マニュアルを作ることに意義を見出していませんか。マニュアルは理解できる人がいて初めて活用できるものです。
マニュアルがないと自転車ができないとすると、それはもう自転車を作る資格(製造知識)がないと考えます。
自転車を作る資格があって初めて、マニュアルが必要となるからです。
自転車を作る資格があって初めて、マニュアルが必要になり活用できると考えます。
私は皆さんはこれを逆に考えている感じがするのです。

中国工場、ある会社は、土俵に上がる前の問題を解決する必要があるのです。
このことは品質に関するマニュアルにもあてはまる問題です。
難しすぎてわからないのでは!中国へ行って悩まないことには時間の無駄です。