中国製自転車製造における孤軍奮闘記録−125−なぜなぜ自転車品質が向上しないのか!

なぜなぜ自転車品質が向上しないのか!
それは中国を理解していないという一言に尽きると考えます。
中国に、これ以上の品質の向上を要求すること自体、無理だと考えます。
無理だという理由の中には、日本側の無知の問題、原因の一つに「コストコスト」問題。
そして日本側の品質問題に対して、中国側をリードできないという決定的問題があると考えます。
こうした中、日本に輸入される自転車の品質を確保するにはどうしたらよいか。
この問題は至難の業としか言いようがないのです。日中双方の問題であるからです。
この問題を今更、日中双方の改善は不可能と思います、自転車品質たるや、技術問題を含め日本がリードできない以上、不可能とは言いませんが、
不可能に近い努力と日時が必要となるからです。では「人の命を乗せて走る自転車」、日本の消費者をどのように守ればよいのでしょう。
こう考えた場合、もう川上での品質確保の方法ではなく、川下でどのような方法が自転車業界としても、活性化という意味でも有効かを
考えたときに、「自度転車車検制」という方法が浮かんでくるのです。
ただ、現在の自転車業界、中国製自転車に対する品質的危機感があって初めて、行動を起こすきっかけになると考えているのです。
私は近いうちに何か、自転車で問題発生し、行動を起こさざるを得ない事態が来るのではと、感じています。