中国自転車製造における孤軍奮闘記録−104−自転車製造工場を判断できる5つの質問

1−会社の目標は!
2−従業員との全体朝礼はありますか?
3−5S活動は行っていますか?この活動組織はありますか?
4−問題発生に対しての原因の根拠、その対策の根拠。
5−車体番号刻印管理一覧表を見せてください。
1は会社が一丸となっているかの問題、協調体制ができているかの問題。例えばISOを取得しようとする意思すらない。
 取得するには金がかかり、人件費がかかり、つまりコストが上がると言う考え方です。
 ある意味そうでしょうが、これは会社を進歩させなくてもよい、このままで良いということです。
2は一般従業員との意思の疎通問題、会社は何を考えているかの問題。
3は名ばかりの5S活動ではないかの確認、活動組織があることが基本。
4.検査資料の管理保管、クレーム処理書の管理保管。
特に5の車体番号管理においては、私は会社の品質管理の全てを物語るものと考えています
たとえ他の全てが合格であっても、5の管理ができていなければ、他の管理もできていないでしょう、これ経験から断言したいのです。
他に、現場に作業指示書があるかどうかを確認する人もいますが、あるに越したことはないのですが、実際には見ない、
活用しない、活用させていないと考えています。
ですからそれほど会社の判断基準にならないと考えています。
けっこう工場見学を意識して、作業標準を並べている会社もありますが、あまり判断基準にはならないと私は考えています。
誤解しないでください、これら作業指示書を現場に掲げて、ちゃんと管理している工場もあります。知っています。
後はあなたの判断能力の問題です。
ただ私の独断と偏見で、今回は会社判断基準には入れていないだけのことです。判断はご自由に!
これらは私の経験からの項目です。
実際、かっこつけて隅から隅までその会社の管理状況を把握確認することは、全く不可能なことです。
不可能なことはできないこと。時間の無駄はやめましょう。ごまかされないでください。