警察庁交通局長 殿−1860−日中自転車製造における孤軍奮闘記録(自転車車検制度)

直接送りました、直接は見ないだろうな!
 

警察庁交通局長 井上剛志殿
「夜間後方100mの距離から自動車のヘッドライトで容易に確認できること。」
これ現在の道路交通法に定められた自転車用反射器の性能ということでは。
と言うのも、私中国で仕事をしていて、そして「コスト・コスト」という中で仕事を
してきて、常に中国製の安価な反射器が日本で企画され中国で製造されているのです。
ご存知ないかもしれませんが自転車JIS規格においては下記項目が規格化され記載
されています。
1.耐候性
2.耐温性
3.耐振性
4.耐衝撃性
5.耐水性
6.反射性
7.耐燃性
8.耐潤滑油性
9.耐じん性

すなわち反射性能ばかりではなく、あらゆる耐久性が求められているのです。
街の自転車をご覧になって頂ければ一目瞭然、破損しているもの、
反射面のレンズカバーが白濁しているもの等等。
こうした状況は決して中国性=粗悪品、不良品、欠陥品ということではないのです。
一つの理由として私は道路交通法
「夜間広報100mの距離から自動車のヘッドライトで容易に確認できること。」
この表現があまりにも抽象的なことから、日本の企画会社は反射器の重要性を
十分認識しておきながら、コスト最優先という考え方が自転車業界に蔓延し、
性能の悪い安価な反射器の使用を助長していると考えています。
この表現では反射器がついていれば道路交通法に違反しないともとることができると考えています。また夜間の自動車側の自転車に対する追突事故、これは全てが自動車運転者側にあるような報道ですが。
これには非常な疑問を感じます。
それはともかくとして何人のひとが「反射器」の犠牲になったことか。
これ、私は言い過ぎではないと思っています。
確かに今から25年ほど前まではほとんどが日本製、そしてフレームにも自転車JIS番号が貼ってありました。その当時はJIS規格の反射器が全ての車種に使われていたのでは?
そしてこれを境に自転車は外国製(中国製)と変わって行きました。
この頃から日本側のモラルにも変化が表れてきます。
私は道路交通法を改正して、例えば
「夜間広報100mの距離から自動車のヘッドライトで容易に確認できるJIS規格品
あるいは同等以上の性能を有する反射器を使用する。」

こと自転車の使用者の命に関わる問題、法律で定めにくい表現かもしれませんが
曖昧な表現は法律の抜け道を作るものと考えます。
そして日本側の自転車企画会社において口先だけの安心安全ではなく、
コスト優先の人命軽視の商売に釘をさすべきと考えます。
そして決して中国製=不良品、粗悪品、欠陥品ではありません。
色々と日本で起きている自転車に関わる問題、多くは日本側が片棒担いでいる実態。
これにメスを入れないと、日本の企画会社、更にあぐらをかいてコスト優先の
商品を企画し、中国から輸入することになります。