中国自転車製造における孤軍奮闘記録(自転車車検制度)−1661−本当は怖い自転車の医学。

こうして長年自転車製造に係わっていると、多くの「自転車問題」を目にすることになります。
自転車も当然多くの「ねじ」で部品が組み立てられ、フレームに組み付けられているわけですが、
これ必ずしもトルク管理だけで済む問題ではないのです。
あるものは取り付けられる、締め付けられる部品の固定力で管理するという、
言ってみれば経験則も含まれた管理で生産されているのです。
これは一般消費者には理解は非常に難しいのでは。
そして自転車ができるまでには人の「手」「手」「手」が頼りになるのです。
言ってみれば匠の技が必要になるのが自転車。
そして検査の方法はほとんど人間の目。
人間の目ということは、その人の能力により「目」が違うということにもなります。
つまり「あいまい」の「かたまり」と言ってもいいのが自転車。
ですから「本当は怖い自転車の医学」になるのです。
何を言っているのか、何が言いたいのかを分かってもらえないのが自転車。
自転車は特殊なのです。