中国自転車製造における孤軍奮闘記録−1283−中国の自転車工場に共通して言えること。

私、中国での自転車製造に15年ばかり携わってきて、一部の有名工場を除いて中国の自転車工場に共通して言えることは、
会社自体の回路に自浄回路が乏しいこと、会社自体の組織に自浄組織が乏しいことです。
製品意識に乏しい、問題意識に乏しい、問題発見能力に乏しい、問題認識に乏しい、問題改善意識、対策に乏しい。
こういった問題が常に工場の品質に影響し、品質改善に影響していると考えます。
これらは、生産コストに大きく影響するからです。
現にこれら回路の充実した会社、これら組織の充実した会社は日本における低価格車の生産には適さなく、低価格車は生産していません。
つまり低価格、低コストはこれらの回路、組織を構築しない、持たないことで実現しているとも考えられます。
でも現実においては中国においてもこうした考え方は通用しなくなってきていると考えます。
そうしたとことによっても低価格は実現しなくなっている中国状況からです。
ではどうしたら生き残っていけるのか。
これ早く考えたほうの企業が優位に立つはず。
悪循環から来る会社の損失に対して目を向けることです。