中国自転車製造における孤軍奮闘記録−691−自転車業界、そもそもの失敗とは。-4

自転車業界、そもそもの失敗とは、『自転車を造って売って』『はいおしまい』の自転車にしてしまったことでは。
自転車の車検制度。
これを始める絶好の機会があったはずです。
それは2009年7月に幼児二人乗り自転車の安全基準を満たした自転車においては、幼児二人乗りが許可されたのです。
自転車の車検制度、全ての自転車において実施することは、だれが考えても現時点では不可能に近いこと。
ですから法律を改正して幼児二人乗り自転車からはじめるには絶好の機会だはず。
自転車は、乗る人のマナー、乗る環境の整備、そして自転車自体の維持管理がされていて、初めてより安全に近づくのでは。
明らかに片手落ちの行政であると感じています。
幼児二人乗り自転車は安全だと思って乗っているお母さん方も多いはず。
認可された自転車であっても何ら普通の自転車と基本的な危険度は変わりないのです。
そして現に幼児二人を乗せての死亡事故が何件も起きているではありませんか。
これを全てお母さんの運転操作ミスと判断したのでは、これから先も何ら自転車の安全は確保されて行かず、『自転車』は進歩しないと感じます。
今からでも遅くないはず、日本の幼児の命を少しでも安全な方向に導く為の努力は自転車業界しか出来ないことでは