中国自転車製造における孤軍奮闘記録−589−フレーム設計図

自転車生産においては各車種ごとにいろいろな特徴があるのです。
同じような車種に見えても車種ごとに特徴があるのです。
この特徴を一車種ごとにマニュアル化することは不可能ではありませんが、仮にマニュアル化しても一回一回見ることはないでしょう。
例えば部品はフレームと呼ばれる車体に取り付けられます。
この時に双方の特徴を十分理解しないでフレーム設計したり、フレームの部品加工工程、溶接工程に配慮が足りないと、
生産時に問題だ発生するのです。
往々にしてフレーム生産現場、自転車を理解しないでフレームが生産されています。
この一つの理由にフレーム設計があり、フレーム設計者の自転車理解、自転車部品理解が不足していると、
それがフレーム設計図に表現されないことになり、問題が発生するのです。
実際にフレーム図面に細かい注意書きがなされたフレーム図面は見ることが少ないのです。
つまりただの『絵』と感じるのです。
フレーム図面はただのスケルトン図面であってはならないのです。
これがフレーム設計図です。