中国自転車製造における孤軍奮闘記録−429−自転車の前後輪重量配分の重要性

自転車JIS基準でも決められているように、自転車に乗車した姿勢で前輪に25%以上の荷重がかからねばならないと決められていますが、
毎回言いますようにJIS基準は最低を満足する基準であり、問題発生に対してJIS基準を満足していると胸を張れるものではありません。
なぜならこの基準はヘッドアングル、ホークオフセット、トレイルといった関係要素も影響して、自転車の走行安定が確保されるからです。

これら問題は通常は表面化しないのです。
なぜ?。
それは自転車は人間が乗って自転車の走行安定を制御しているからです。
しかし自転車と言うもの、走行中に予期しない、予期できない問題が発生するものです。
登りの坂道走行中には、更に乗車中の自転車の前輪重量配分は低下するはずです。
そして路面に障害物、そして段差等があれば更に低下する可能性があるのでは。
自転車設計においてJIS規格の意味を理解した上で、JIS規格をクリヤーする必要があるのです。
これ分かりますか?!