中国自転車製造における孤軍奮闘記録−322−『自転車』を学ぼう!

私、自転車で飯を食っている皆さんで、自転車を知らない人が多いのにはびっくりします。
平気で『私自転車を知りません』という人もいます。

まず勝手な考え方かも知れませんが、自転車にはフレームを初めとして各部に名称が付いています。
その名称、確かに人によって色々と呼び方が違うのも確かですが、ある程度はやはり『標準語』があるのです。
自転車で飯を食っていながら、全く素人の人と自転車の話をするようなときには、良くこれで飯が食ってこれたな?と感心します。
でもそれでは飯が食えないことは後に証明されてしまうはずです。

まず何から勉強するかですが、人によって違うはずです。
私であればまずフレームから教えたいですね。
木の幹から教えて各枝へ、がよいのでは。
しかし教える、そして勉強するにはやはりその環境も重要なのです。
日本で中国語を勉強するのと、現地中国で勉強するのとでは、私はかなりの違いがあり、後々の差は大きいはずと考えます。
そういう意味では、日本では現在,自転車の勉強はしづらいということになります。
でも勉強はやはり『やる気』なのです。
そして勉強するには『なぜ』『何で』という気持ちが強くないことには、表面だけの勉強になってしまうことになります。
そして今の日本、実務経験がしにくいこと、そして実務経験から教えられる人が少ないこと。
このことは私は非常に心配するところです。