もっと自転車を考えよう!もっと自転車に悩もう!−218−自転車の変化にJISも即座に対応を

私、皆が甘く見ているのが幼児車と考えています。
でもずっと以前に比べたらメチャクチャな企画設計はずっと減ったと考えていますが。
ここで私、気にかけていることがあります。

それは押してバー付きの幼児車です。自転車の後ろ側に、幼児のハンドルを操作できる取っ手が付いたものです。
押してバーが付きますから、当然まだ幼い幼児が乗るのです。やっと乗るのでは。
そこでJIS規格通りに設計すればハンドル切れ角度は左右60度以上と言うことになります。
私、検証したわけではないのですが、押してバーを保護者、あるいは他のまだ小さな子供がいたずらして
急激に押してバーを操作した場合、乗っているまだ幼い幼児が、握っているハンドルバーから手が離れるのではと想像します。
これはその衝撃で自転車から振り落とされる危険性もあるのでは。
これを考慮して、ある販売メーカーは、ハンドル切れ角度を左右30度以上にしています。
が、現在のJIS規格には合致しない事になります。
また、その後幼児が大きくなって、押してバーを必要としなくなったとき(押してバーは取り外しできるものが多い)に、
幼児一人のハンドル操作で、ハンドル切れ角が左右30度では危険回避できない可能性も出てきます。
この問題は予測できる問題と考えますが、皆さんいかがですか?
私はJISの専門部会でこの問題を取り上げてもらえればと思います。